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令和5年度 市政執行方針 人にも企業にも選ばれるまちへ

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北海道江別市

令和5年第2回江別市議会定例会が6月2日に開会し、後藤市長が今後4年間の市政の基本方針を述べました。
その方針のうち、「4つの基本姿勢」と「8つの基本的な考え」の要旨をお伝えします。

◆4つの基本姿勢
・協働によるまちづくり
・人口減少対策
・財源の確保
・総合計画に基づくまちづくり

◇協働によるまちづくり
自治基本条例では「市民一人ひとりが自治の主役として、市政に関する情報を共有し、自らの責任において主体的に考え、積極的にまちづくりに参加および協働しながら、より良いまちづくりを推進すること」を基本理念としています。
これまでも、自治会の皆さんなどとの意見交換の機会を設けてきましたが、今後は、市民の皆さんとの懇談の場を設けるなど、自治基本条例が掲げる協働の理念に基づき、江別のまちづくりを推進してまいります。

◇人口減少対策
全国的に人口減少が進んでいますが、さまざまな手立てを講じることで、人口減少のスピードを緩めることは可能であると考えています。
市内経済を維持・発展させ、将来にわたって必要な行政サービスを提供し続けていくためにも、人口減少対策をより一層推進してまいります。

◇財源の確保
さまざまな行政課題に対応していくには、財政状況を健全な状態に保つとともに、効率的な財政運営を進めることが重要です。
一方で、人口の減少、特に生産年齢人口の減少は、市の財政に大きな影響を及ぼすものであり、持続可能な財政基盤を確立するためには、市税などの自主財源の確保が重要です。そのためには、人口減少対策のほか、未利用地の活用による企業誘致などで市税収入の確保を図るとともに、ふるさと納税の拡充など、さまざまな財源の確保に努めてまいります。

◇総合計画に基づくまちづくり
現在、令和6年4月のスタートを目指して、次期江別市総合計画の策定作業を進めています。
今年度は、最終年次となった第6次総合計画に掲げる基本理念の実現に努めるとともに、これまでの総括を踏まえて、これからの10年間のまちづくりの指針となる新たな総合計画の策定を進めてまいります。

◆8つの基本的な考え
・子育て支援・女性の活躍支援
・市立病院・地域医療
・地域経済
・教育・文化
・社会のデジタル化
・自然環境
・遊休未利用地を活用した地域の活性化
・安心・安全

◇子育て支援・女性の活躍支援
子育て世代の転入や定住の促進のため、現在は小学3年生までとなっている子どもの通院医療費助成、放課後児童クラブの拡充や多子世帯の保育料軽減などに取り組むとともに、働きたい女性への就労支援など、全ての女性が輝き、活躍できる環境づくりに向けた取り組みを進めてまいります。

◇市立病院・地域医療
「笑顔あふれるまち」をつくるため、市立病院の経営安定と医師確保、地域の医療機関との連携を行い、市民が安心して継続的に医療を受けられるよう取り組むとともに、各種福祉サービスの充実を図り、地域全体で支え合う体制づくりを推進してまいります。

◇地域経済
人口減少社会において、持続可能なまちづくりを進めるため、札幌市に隣接する優位性を活かし、地域に根差した商工業の振興や東西インターチェンジ周辺の土地利用促進による企業誘致、江別市の魅力である「食」と「農」を最大限に活かした観光の充実などに取り組むとともに、後継者不在などの理由により、将来の事業存続に課題を抱える企業などを支援する事業承継対策に取り組んでまいります。

◇教育・文化
市民の明るい笑顔があふれるまちをつくるため、学校教育におけるデジタル教材の積極的な活用により、児童生徒それぞれの個性や能力を伸ばす教育環境の充実、社会人の起用による学習支援、「ヤングケアラー」への支援に取り組みます。さらに、市民憲章に掲げる「教養を深め、文化のかおり高いまち」をつくるため、文化的な活動やスポーツの振興を進めるとともに、国際交流にも取り組んでまいります。

◇社会のデジタル化
国が目指す「全国どこでも、誰もが便利で快適に暮らせる社会」実現のため、行政のデジタル化を進め、GPSなどのデジタル技術を活用したスマート農業などに対応するための基盤整備を目指すとともに、スマートフォンの活用による市民の健康管理支援にも取り組んでまいります。

◇自然環境
江別の豊かな自然環境を守り、将来の世代へ継承するため、当市は「ゼロカーボンシティ」を目指すことを宣言し、脱炭素社会の実現に向けて、次期の環境管理計画および地球温暖化対策実行計画を策定してまいります。
また、ごみの減量化・資源化に取り組むほか、再生可能エネルギーの導入拡大など、エネルギーの地産地消を進めてまいります。

◇遊休未利用地を活用した地域の活性化
経済の好循環を生み出し、地域の活性化を図るため、旧江別小学校跡地や野幌若葉町などの広大な市有地を、民間活力により活用するとともに、民間企業などが所有している未利用地を含め、さまざまな投資を促す取り組みを進めてまいります。

◇安心・安全
市民の生命を守るため、災害対策の拠点となる庁舎の耐震化や災害対策本部機能を確保するための情報通信設備など主要な機能の充実を図るとともに、GPSなどデジタル技術を活用した除排雪体制の充実・強化や内水はん濫を含む水害対策の拡充に努めてまいります。

市政執行方針全文(市HP)
【HP】https://www.city.ebetsu.hokkaido.jp/site/shicho/117521.html

◆新副市長紹介
川上 誠一(かわかみ せいいち)
(略歴)
1991年4月 江別市採用
2016年4月 経済部次長
2019年7月 生活環境部長
2020年4月 企画政策部長
2023年6月 副市長

◆令和5年6月補正予算
市長改選年度の当初予算は義務的経費や継続事業費を中心に編成され、改選後に市長の公約などを反映させた政策的経費や新規事業費などの補正予算が編成されます。6月の市議会定例会に提案された主な補正予算は以下のとおりです。
・子育て支援・女性の活躍支援(7,327万円)
子ども医療費助成拡大へのシステム改修、放課後児童クラブ新規開設への施設改修、定住促進など

・教育・文化(1,931万円)
適応指導教室の施設整備、不登校児童生徒支援など

・社会のデジタル化(2,302万円)
行政デジタル化推進など

・自然環境(4,755万円)
脱炭素社会実現、公共施設照明設備改修(LED化)

・遊休未利用地を活用した地域の活性化(1,377万円)
江別東・西インターチェンジ周辺の土地利用調査など

・安心・安全(846万円)
地域防災力向上支援など

・原油価格・物価高騰対策(11億5,340万円)
住民税非課税世帯および均等割のみ課税世帯への給付金、子育て世帯に対するギフトカード配布、住宅リフォーム工事費補助など

詳細:政策推進課
【電話】381-1033

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