■8月30日から9月5日は防災週間です
令和5年は平成5年に発生した北海道南西沖地震から30年となります。この節目の年を迎え、地震とそれに伴い発生した津波の概要や被害など、30年前の大災害を今一度記憶にとどめ、改めて地震・津波への備えを確認しましょう。
◆南西沖地震の概要
平成5年7月12日午後10時17分、北海道南西沖を震源とする大地震が発生しました。地震の規模を示すマグニチュードは7.8、最大震度は5(当時の震度階級)で、気象庁が観測を開始して以降、現在に至るまで、日本海で発生した地震としては最大級の地震です。
◆当町の被害状況
江差町では震度5の強震を記録しました。この地震に伴い大津波が発生し、最も早く津波が到達したのは江差港で、地震発生から約7分後に第1波が到達、高さ2.7mの津波の引き波によりフェリーターミナル駐車場に停車している車50台が港内に流されるなどの被害が発生しました。
幸いにも死者・行方不明者はなく、軽傷者は6人でしたが、建物損壊などの大きな被害を受け、被害総額は25億円に上りました。
◆震度5はどれくらい?
震度5は気象庁の10階級の震度階級(震度0から7)において、4から5番目に大きな震度階級をいいます。
本紙掲載の図は、気象庁震度階級関連解説表による震度と揺れの解説です。
◆大地震に備えて
◇家具類の転倒・落下防止対策
地震によるけがの要因の3割から5割が、「家具類の転倒・落下」によるものです。けがの発生防止や逃げ道確保のために、家具や家電製品は、金具や転倒防止器具などを使って壁や床に固定しておきましょう。
◇津波対策
津波から身を守るには、大きな地震があったら1秒でも早く高い場所に避難することが重要です。
奥尻島で大きな被害が生じた要因として、高い津波が地震発生から極めて短時間で襲来したことが挙げられます。
津波警報を見聞きした場合や、津波警報が発表されていなくても強い揺れや長く続く揺れを感じた場合は、すぐに安全な場所へ避難しましょう。
◇非常用品の準備
大きな地震が発生すると、電気・ガス・水道などのライフラインへの被害が予想されます。皆さんの職場や家庭でも非常用品を備えましょう。
※詳しくは本紙をご覧ください。
お問い合わせ先:総務課防災生活係
【電話】52-6711
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