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鰊御殿とまり ごてん 令和5年9月号

12/21

北海道泊村

■夏の鰊御殿
鰊御殿とまり館長 増川佳子

「暑いですね。」が挨拶がわりになるほど今年の夏は気温の高い日が続きました。湿度も高く、おまけに無風になると風の通りの悪い『鰊御殿とまり』の見学は汗だくになってしまいます。そんな中でしたが、夏休みに入ったとたんに団体のお客様が多数お見えになりました。

印象的だったのは、札幌の旅行会社で企画した「杉田知子と行く泊村歴史浪漫ツアー」の皆様15名ほど。杉田知子さんは、バイオリニストです。7月23日に、お客様と一緒に泊村までいらっしゃいました。「歴史浪漫ツアー」ということで、“さかずきテラス”でのコンサート前に『鰊御殿とまり』の見学が組まれました。下見に来られた時に、「当日、サプライズでバイオリンを弾かせてください。」とのことでしたので、客殿で奏でてもらうことにしていました。

ツアー当日、客殿の案内が一通り終わったころに、バイオリンの音が聞こえ出し、4間54畳の大広間に散り散りに座ったお客様と一緒に2曲を堪能しました。『鰊御殿とまり』と哀愁漂うバイオリンの音色との組み合わせもなかなかいいものでした。先月の神社祭典の時には「番屋で“神楽舞”を見たいなあ」と思いましたし、今回は「『鰊御殿とまり』でコンサートもいいなあ。」とも思いました。今後の企画に夢が膨らみます。

その他に大学生の「泊村フィールドワーク」、伊方町の子ども親善大使の皆さん、そして、岩宇子ども交流プログラムに参加した近隣の小学生たち。
若い子たちの団体見学が続きましたが、汗をかきながらも皆さん時間を余すことなく見学してくれました。行程に組まれていてたまたま見学したら、時間も忘れて見学でき、「あー、楽しかった。」「また来たい。」と言ってくれた子どもたち。館長はとても嬉しかったです。

夏休み恒例の体験活動第1弾【『鰊御殿とまり』で夏の思い出づくり】も8月6日(日)に行いました。6名の児童と家族の方を含めて15名ほどが集まりました。企画1「シーグラスと貝殻と流木で作ってみよう」では、三つ編みにした紐の中にシーグラスや貝殻やビーズを挟んで、壁飾りを作りました。お母さんからアドバイスをもらったり、ちょっぴり手伝ってもらったりして楽しそうでした。作り始めると、色々な工夫や細かい細工をしたくなったようで、皆さん「“完成”はおうちで」と持ち帰られました。「どんな完成品になったかなあ。」と気になります。企画2「鰊御殿とまりでオリエンテーリング」では、“生き物をさがそう”というお題で館内を探検しました。亀・鶴・獅子・象…。館内にはたくさんの生き物たちが描かれています。「見つけた!!」「見つけた!!」と大人も一緒に楽しみました。次回の体験活動は9月3日です。

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