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令和六年度 泊村政執行方針(6)

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北海道泊村

■令和六年度 特別会計
◇国民健康保険特別会計
国民健康保険は後志広域連合を保険者とし北海道との連携のもと、安定的な財政運営や効率的な事業運営を行っています。北海道国保運営方針では令和十二年度に、道内の市町村でも保険税率が変わらない統一保険税率とすることから、これまでの「所得割・資産割・均等割・平等割」の四方式としていた保険税率を、令和八年度までに資産割を廃止した「所得割・均等割・平等割」の三方式に変更するため、今年度より被保険者への負担軽減のために所得割及び資産割を二年間で段階的に引き下げると共に均等割と平等割の見直しを図って、健全な保険運営に努めてまいります。
また、「健康寿命の延伸」、「生活習慣病の発症、重症化予防」、「被保険者自身の健康管理、意識向上」を目指します。特に、三十歳から七十歳までの五歳毎と、後期高齢者医療保険前の七十四歳の方を対象に、がん検診を含む総合健診の機会を確保し、健康状況の確認が出来るよう、健診体制の整備、受診勧奨に努め、健康増進への支援を行ってまいります。本年度予算額は、三千八百七十一万一千円で、前年度対比一・〇パーセント増の予算となり、歳入においては保険料と一般会計からの繰入金一千百八十三万二千円を計上し、歳出では主に後志広域連合負担金三千五百八万二千円を計上いたしました。

◇後期高齢者医療特別会計
北海道後期高齢者医療広域連合を保険者とし、後期高齢者が住み慣れた地域で出来る限り、長く自立した日常生活を送ることが出来るよう支援致します。そのためには、生活習慣病の発症や重症化予防に加え、年齢と共に筋力や心身の活動が低下し、虚弱状態を指すフレイルの予防と対策を保健事業、介護予防事業など一体的に実施してまいります。また、被保険者自ら健康づくりを促すために健康状態不明者対策や歯科を含めた健康診査事業など、多くの被保険者が主体的に健康状況を把握し、健康管理に取り組んでもらえるよう医療機関と連携してまいります。
本年度予算額は三千七百十万円で、前年度対比十・〇パーセント減の予算となり、歳入においては保険料と一般会計からの繰入金一千二百四十四万円を計上し、歳出では主に北海道後期高齢者医療広域連合納付金三千六百三十九万九千円を計上いたしました。

■令和六年度 公営企業会計
◇泊村簡易水道事業会計
泊村簡易水道事業は令和六年四月から地方公営企業法の適用を受け特別会計から公営企業会計に移行します。施設管理等これまでと変わらず、簡易水道施設更新基本計画に基づき、安全・安心な水を安定的に供給してまいります。施設の長寿命化等の対策につきましては、令和五年度まで泊浄水場、茅沼浄水場、盃配水池において、必要な施設の設置や改修などを実施致しました。今年度は茅沼流量計室改修工事を実施し、施設の長寿命化を図ってまいります。
管路施設については、管路更新計画に基づき、今後計画的に実施設計及び更新事業を行うため、今年度は盃地区の盃学校前二号通線から兜トンネル方面に向かって約一千百メートルの配水管更新工事実施設計業務を行い、計画的に施設を更新してまいります。
一般会計からの補助金は茅沼流量計室改修工事に泊村公共施設維持修繕・維持補修基金二千九百八十六万九千円、配水管更新工事実施設計業務に電源立地地域対策交付金一千五百万円を含め五千六百六十七万七千円を計上し、令和六年度の収入と支出は、経営活動に伴って発生する収益と費用を表す収益的収支は、使用料などの収入の水道事業収益一億七千七百五十八万五千円、施設管理費用や施設修繕や更新などに充てる水道事業費用二億六百五十八万五千円、資本的収支については、補助金などの資本的収入四千六百九十八万四千円、建設費などの資本的支出四千七百二十六万九千円を計上いたしました。

◇泊村下水道事業会計
泊村下水道事業は、泊村簡易水道事業と同様に特別会計から公営企業会計に移行し従来の泊村集落排水事業特別会計と泊村公共下水道事業特別会計を統合し事業を実施してまいります。盃地区については今年度においても盃地区浄化センター維持管理業務、下水道施設機器整備工事及び集落排水施設機能保全計画に基づいた下水道光ファイバー網通信設備更新工事等を実施し、泊地区浄化センターでは下水道ストックマネジメント計画に基づき機器の改修工事を実施します。公営企業会計に移行後も従来と変わらず住民生活に支障の無いよう適切に維持管理をしてまいります。
財源については、原則、下水道使用料収入等で賄うところでありますが、施設更新計画に基づいた設備の更新や下水道施設建設費の起債償還のため、今年度も一般会計からの補助金四億二千四百四万七千円を計上し、下水道事業収益三億二千七十九万円、下水道事業費用三億三千百九十万四千円、資本的収入二億五千八百十六万円、資本的支出三億三千百三万七千円を計上いたしました

■むすび
以上、令和六年度の村政執行に関する私の所信と基本的な方針を申し述べさせていただきました。
現在の厳しい社会経済情勢に対し、村として村民の皆様に寄り添った対応をしながら、地域の特性を活かし、地域に根ざした施策を展開することが強く求められています。泊村の更なる「繁栄と躍進」を希い、「泊村に住んで良かった」と云われ、誇りの持てる「安全で安心した村づくり」を目指し、総合計画を重視しながら、特色ある村づくりのために村民の皆様と共に努力をしてまいる決意であります。

村議会議員の皆様、村民の皆様、
一層のご理解とご協力を心からお願い申し上げます。

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