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自治体の皆さまへ

まなびのひろば(1)

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北海道浜中町

■浜中町少年少女国内派遣事業
~首都圏で次代を担うリーダー研修~
7月26日~28日までの3日間、中学2年生2人と小学5年生9人で構成された派遣団が、東京都などの首都圏で研修を行ってきました。
この事業は、体力・健康状態が良好で、将来のリーダーとしての意欲のある小・中学生が日本の首都を訪れ、郷土との地域差や大都会の文化などを体験するとともに、集団生活を通じて自立心や協調性を学ぶことを目的に実施していて、実に4年ぶりの開催となりました。
参加者は事前研修を2回行い、訪問する場所についての理解を深めるよう自分なりに調べながら、出発の日まで準備を進めてきました。
浜中町では体験できない連日の暑さ、大きなビルや近代的な街並み、大勢の人が行き交い混雑する中での活動など、多くの参加者にとって初めての体験でした。
また、違う学校や年代の参加者との集団行動での気遣い、公共の場所でのマナーなど、多くのことを学んだことで、将来の浜中町を担うリーダーとしての成長を感じました。
参加者11人の今後の活躍に期待しています。

■令和5年度全国学力・学習状況調査の結果
~児童生徒質問紙~
4月18日に実施された小学校6年生と中学校3年生を対象とした全国学力学習状況調査の結果が公開されました。今回は、児童生徒質問紙調査について、小学校63項目、中学校80項目の中から特徴的な項目を抽出し、4つの観点からお知らせします。

◇授業改善について
(%)

小学校において、4項目で全国平均を上回りました。このことから、主体的な学びにつながる授業改善が小学校では実現していることがうかがえます。中学校は全国平均と比べて課題がありますが、授業の中に発表の機会が位置づけられ、発表に向けて努力する生徒が育っていることがうかがえます。今後も知識・技能獲得型の授業スタイルから、児童生徒自身が感じ考え、試行錯誤を何度も繰り返しながら確かな知を獲得していく授業づくりを進めていきます。

◇自己有用感等について
(%)

自身の長所を自覚している児童生徒は小学校で、将来の夢や目標を持っている児童生徒は中学校で、全国平均を大きく上回りました。今後も児童生徒一人ひとりが自らの意思で活躍の場を選択し、仲間とお互いに良さを認め合うかかわりを意図的に設定しながら自己有用感を高め、将来の夢の実現につながるようにしていきます。

◇地域への意識について
(%)

両質問項目において、小中学校ともに同程度または全国平均を上回りました。特に、地域や社会をより良くするために何をすべきかを考える中学生は全国平均を9.1%も上回りました。各学校における「総合的な学習の時間」での地域学習やキャリア教育、さらには子どもを見守り・育てる地域の皆さまのご協力の現れです。

◇学習習慣について
(%)

自分で計画を立てて学習をしている児童生徒は、小中学校ともに全国平均と同程度ですが、学習時間については、小中学校ともに大きく下回りました。このことは、授業改善はもとより、家庭学習の在り方も含めた学校の取り組みを充実させていくことはもちろんですが、これまでの浜中町生徒指導連絡協議会が実施したアンケートを踏まえると携帯電話やゲーム等の長時間利用が大きな影響を与えています。小学校では、低学年期から机に向かう学習習慣作りを、中学校では、進路指導と学習習慣を関わらせた指導の充実を進めていきます。

※次号で学力調査の結果(国語、算数・数学、英語)をお知らせします。

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