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自治体の皆さまへ

町長コラム No.4

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北海道浦幌町

浦幌町長 井上亨

暑い…。いや、それよりも「熱い」が正解に思えるほど高温の続く毎日。これまでに経験の無い記録的な猛暑。日中ならまだしも夜まで温度が下がらないというのは本当に辛いものです。
さて、8月15日に駅前にて第31回ふるさとの夏まつりが開催されました。太鼓や舞踊、ダンスなどが披露され、最後は仮装盆踊り大会で祭りを盛り上げていただきました。
屋台に並ぶ行列を見ると、コロナ前の光景を見ているようで、以前のような浦幌に戻りつつあることに安堵を覚えました。
さて、話は変わり、暑い浦幌をはるかに上回るアフリカのマリ共和国から視察団の訪問がありました。来られたのは政府関係者や知事クラスの方々。マリ共和国は内部紛争を繰り返しており、政治情勢が常に不安定。平和の定着には「行政能力の強化、住民との協働」が必要と、日本の地方行政システムや住民との協働を学ぶための視察です。しかも数ある自治体の中で札幌市、下川町、そして我が町が選ばれたというのです。
本町では、独自の教育プログラムである「うらほろスタイル」の取り組みなどについて説明をさせていただきました。
驚いたのが彼らの学びに対する熱量。矢継ぎ早の質問に通訳の方も大忙し。国民のために何かを持ち帰らんとする強い気持ちが伝わってきます。文化や歴史は違えども住民を思う気持ちはお互いに変わらないのです。
一方で我が町の人口減少のスピードに驚きを隠せない様子も。人口が増加するマリ共和国とは真逆の状況にある我が町。彼らの暮らしから学ばなければならないものも多くあるように感じました。
自国に戻られマリ共和国の一日も早い平和の訪れを願うとともに、このご縁をきっかけに友好関係が築ければ幸いです。

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