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浦幌町まちづくりレポート

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北海道浦幌町


■株式会社レバレッジの新人研修受け入れを行いました
ホエイプロテインを製造・販売する株式会社レバレッジ(本社渋谷、フィットネスブランド「VALX」を展開)は、4月19日より3日間浦幌町を訪問し、ホエイの源流である牛との関わりについて学ぶ新人研修を実施しました。受け入れは、十勝うらほろ樂舎と株式会社グロッシー(本社帯広、食と地域のマーケティング会社)が合同で担当、研修のメインである酪農体験では、町内の酪農家に協力いただき生産地ならではの体験を提供することができました。
研修期間2泊3日、参加者がどのようなことを体験し学ばれたのかを紹介します。

▽研修内容
ホエイの原料となる乳、その乳を出す乳牛たちがどうやって育まれているのか、現場作業を通して肌で感じていただきました。
また座学では、乳→チーズ→ホエイプロテインに至るまでの流れを学び、ワークショップでは「酪農体験での気づき」「わたしたちだからこそできることは何か」について共有・議論をしました。
研修最終日には、「体験を経て、仕事で実現したいこと」について考え、一人ひとりが「やり抜く目標設定」を発表しました。

▽酪農体験
朝5時。牛舎に集合し、搾乳、牛舎掃除、仔牛のエサやりなどを体験しました。参加者は今まで感じたことのない緊張感や匂い、牛との触れ合いを通して、徐々に表情が引き締まっていきました。
朝の一連の作業の後に、3頭の仔牛に名付けをし、耳標付けを行いました。頭や耳を固定するのが難しかったり、なかなか「パチン」と耳標をつける勇気が出ず苦戦している様子でした。牛も作業する人間も真剣勝負の除角作業では、誰1人目を背けることなく、最後まで見届ける姿が印象的でした。

▽座学
体験後のワークショップでは、牧場での体験を通して気がついたことを自分の言葉で話してもらいました。「ホエイプロテインを販売する会社としてホエイができるまでの過程をありのまま消費者に届けるべきか」などが議題にあがり、ここで得た学びや発見を通しての話し合いが進みました。
気づきの共有後には、「自分たちの会社ができることとは何か」について、参加者それぞれの担当業務と照らし合わせながら発表しました
今回の研修を通して、参加者の皆さんは牛の命と真剣に向き合われ、「自分自身が今やるべきことは何か」を考えていただくことができました。
2泊3日の研修で、参加者の考えや表情が変化していく様子は、受け入れ側にとっても大きな刺激があり、第一次産業の最前線である浦幌であるからこそできる「新たな研修の形」の手ごたえを感じました。
今後もさまざまな企業と連携していく中で、浦幌ならではの魅力や可能性を見出し、活かしていきます。
受け入れにご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

■参加者からのコメント
(1)普段の生活では決して感じることができないことを垣間見ることができた貴重な経験でした。東京に帰った後もこの経験を活かしていきたいです。
(2)直接産地に来ることで、現場でしか学べないことがあることに気づきました。
(3)浦幌の町や人の魅力を感じられた3日間でした。今後もぜひ関わりたいです。

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