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【特集】活躍! 地域おこし協力隊(1)

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北海道滝川市

今年度3人の地域おこし協力隊員が、滝川市にやってきました。今回の特集では、滝川市で活躍している隊員をご紹介します。

■そもそも地域おこし協力隊ってなに?
地域おこし協力隊は、都市地域から全国各地(一定の地域要件あり)に移住して、地域ブランドの開発・販売・PR等の「地域おこし支援」や、農林水産業への従事、住民支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る、総務省が推進する事業です。
活動内容や条件、待遇は、募集自治体によりさまざまで、任期はおおむね1年以上3年以内です。

■地域おこし協力隊の導入効果
○地域
・市外から来た人(ヨソモノ・ワカモノ)の新しい視点や取り組みからの刺激
○地域おこし協力隊
・才能・能力を生かした活動
・理想とする暮らしや、生きがい発見
○地方公共団体
・柔軟な発想による地域おこしの取り組み
・住民増加による地域の活性化

出典・参考:総務省ホームページ

■隊員紹介
採用されて以降、市内で絶賛活躍中の伊勢さん、近藤さん、杉下さんにお話を聞いてみました!

▼伊勢(いせ)良介(りょうすけ)隊員
出身地:北海道檜山郡厚沢部町
主な経歴:事務職など
趣味:スノーボード


私は、滝川ふれ愛の里にある「滝川クラフトビール工房(クラフトビール醸造施設)」で、クラフトビールの醸造を行っているほか、市内外のイベントにおいてクラフトビールの販売やPR活動も行っています。
お客様の中にはビール通の方も多く、ときには、投げかけられた質問に答えられず困るときもあるので、日々の勉強は欠かせません。そんなビール通の方から、滝川のクラフトビールを「おいしい」と言ってもらえると、とてもやりがいを感じます。未経験だったビール醸造に取り組む中で、まだまだ学ばせていただくことが多いですが、もっと多くの方に滝川のクラフトビールをおいしいと言ってもらえるよう、これからも励んでいきたいです。


ここで、クラフトビールのことを少しでも多くの人に知ってもらいたいので、醸造工程の一部をご紹介します。

○仕込み
(本紙写真)右の仕込窯に麦芽を入れて、温度を保ちながらかき混ぜ、糖化液を作ります。できた糖化液を左のろ過槽に移し、ろ過して麦汁(ばくじゅう)を作ります。麦汁を再度右の仕込窯に移して煮沸し、ホップを投入して、苦味と香りづけをします。

○発酵
麦汁を発酵タンクに移して、7日~10日間かけて発酵させます。

○熟成
発酵したものを、貯酒タンクに移し、1か月程度熟成し、炭酸ガスを加えて、完成です。

伊勢さんのInstagramでも、滝川のクラフトビールについて紹介しています!


〔詳しくは本紙またはPDF版をご覧ください〕
北海道由来のホップを使用した空知ピルスナーや、滝川産りんごを使用したりんごandドライなど、地元に特化した商品もありますので飲み比べてみてください!

■近藤(こんどう)倫仁(みちひと)隊員
出身地:東京都世田谷区
主な経歴:IT関連企業勤務など
趣味:ゲーム、映画


継承者がいない農家の方の第三者継承候補として、農業について学ばせていただいています。何かを作る仕事に携わりたく、前職のIT関係からまったく別の分野の農業に挑戦することを決めました。
お世話になっている由桐(ゆうぎり)農場では、主に稲作、麦、そばの栽培について一から教わっています。初めて農業に携わり、今は大変さや楽しさ、問題点を少しずつ体感し始めているところです。
特に印象的だったことは、育苗ハウスから苗を取るとき、マットの下に根が張ってしまっていたため、取り出すのに苦労したことです。
まだまだ分からないことが多い状態ですが、任期の間に一つでも多くのことを学んでいこうと思います。


今後も農業への理解を深めていき、農業という比較的閉じられた世界を、少しでもオープンにして、多くの人に知ってもらえるよう情報発信を行っていきたいです。
また、農業は農機具などによるけがなど、危険を伴う仕事です。IT関連企業に勤めていた経験を生かし、業務のマニュアル化や、ICT技術を活用した作業内容のシステム化を行い、安全性への配慮や属人化の解消などを行っていければと思います。
自分にできることは小さなことかもしれませんが、少しずつ前に進むことができればと考えています。


自分自身でシステム管理を行って、農業にICTを取り入れていきたいです。
また、米、麦をベースに滝川の気候に応じた、新しい農作物も取り入れていきたいと思っています。

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