文字サイズ
自治体の皆さまへ

【特集】活躍! 地域おこし協力隊(2)

2/34

北海道滝川市

■杉下(すぎした)怜(れい)隊員
出身地:大阪府大阪市
主な経歴:ネブラスカ州立大学卒
趣味:旅行


私は、山本農園で水稲を中心に小麦、菜種、ごぼう、ねぎなどの栽培のほか、土作りから収穫まで一連の農作業を手伝わせていただいています。
本州では珍しいキャビン付きの大型トラクターに乗って、耕起(こうき)や代掻(しろか)きをしました。また、操作の難しい田植機やトレンチャー、コンバインは、比較的作業の容易な圃場の中央部分だけ任せていただくなど、少しずつではありますが経験を積んでいます。知識不足で、機械の適切な取り扱いができないことや、修理方法が分からないこともありますが、山本さんの親身なご指導のおかげで一つ一つ学びを重ねています。
なお、現在、滝川農業塾と合同の生育調査や北海道立農業大学校等での各研修会にも参加するほか、自宅での勉強も大事にしています。


一つの事業体としての農家には、高い営農技術と経営能力が求められます。
農業に携わって3年目になりますが、1年目は基本的な経営力不足に起因して、2年目は新規就農に係る莫大な初期投資により、失敗してきました。そのため、農家の経営継承をできないか相談したところ、滝川市の研修プログラムの存在を知り、夢だった農業を続ける道が見えてきました。現在、日中は農作業にいそしみ、夜は勉強や農業に関わる方々との交流を行っています。最高の環境にいられることに感謝してもしきれない思いです。

日々の研修や農業について、Instagramで発信しています。ぜひチェックしてみてください!


Q滝川の好きなところは?
・伊勢さん
道内のどこに行くにも、大体中間に位置しているので、出かけやすく、便利なところです。
・近藤さん
生活していくうえで、買い物などに困らず、静かで暮らしやすい田舎なところです。
・杉下さん
出会う人たちに温かく迎え入れていただいたことが印象深いです。よそ者扱いされても仕方がないという覚悟できましたが、き憂でした。

Q滝川を選んだ理由は?伊勢さん
・近藤さん
もともとクラフトビール醸造に携わりたいと思っていたことと、引っ越しを考えている中で、妻の出身地にも近かったので選びました。
・杉下さん
新規就農者向けのイベントで丁寧に対応してもらい、地域おこし協力隊の制度に魅力を感じたからです。
・杉下さん
米作りを続けたいという思いに加え、後継者として研修する滝川の協力隊プログラムは、向上心を持って取り組むほど成長できる機会につながりますので、ここで農業をやりたいと思いました。


まちづくりに必要とされる要素の一つに「よそ者」があります。普段住み慣れたまちでも、外から来た人から見ればそのまちに新鮮さを感じ、自分達では気付くことのなかった新たな魅力を発見してもらうことができるからです。その点で地域おこし協力隊は、新たな魅力の創出や、外から来た人ならではの視点を生かし、まちづくりの一翼を担う存在となります。
また、まちづくりだけでなく、介護や一次産業の部門で活躍し、地域を支える役割も担っています。地域おこし協力隊員は全国で年々増え続けており、令和4年度時点では、約6千人もの協力隊員が、活躍しています。
本特集で紹介した、3人の地域おこし協力隊の方々は、産業と農業のそれぞれの分野で、滝川市を盛り上げて、地域を支える新たな力となるべく、日々活動しています。
そんな彼らのこれからのご活躍にご期待ください!

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU