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自治体の皆さまへ

〔特集〕お口にまつわるいろんなお話(3)

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北海道滝川市

■歯科衛生士が今伝えたいこと
お口の機能低下が、コロナ禍前と比べ、かなり目立つようになりました。検診などで口を開け続けられない子どもや椅子に座るとすぐに姿勢が崩れてしまう子どもが増え、高齢者からは「口が渇く」という相談が多く寄せられるようになりました。また、10~30代くらいの方については、口唇(こうしん)唇力(※)測定の値が低い人が意外と多いことから、どの世代も自分のお口の健康状態について関心をもつ必要があります。自覚症状がない方も含め「口の筋力を維持できているか」「口がぽかんと開いていないか」など、本紙前ページのチェックリストを活用して今一度確認してみてください。
歯科衛生士は、歯科の検診事業や教室活動だけではなく、皆さんが抱えている不安や困りごとを聞いて、一緒に解決していくことが仕事です。むし歯や歯周病の症状が明らかに出ている方は歯科医院の受診をお勧めしますが、お口について困っていることや気になることがあるときは、どんなささいなことでも構いませんので、私たち歯科衛生士までお気軽にご相談ください。
※口唇力(口唇閉鎖力):口を閉じる力のこと。

歯科検診などで「どこの歯医者から来たの?」と尋ねられますが、私たち歯科衛生士は保健センターで仕事をしています!検診のときに限らず、お口や歯の困りごと・悩みごとについては、いつでもどうぞ!

■interview 保健センター利用者の声
市主催の歯科検診などへ積極的に参加する千徳(せんとく)さんファミリーにお話を聞きました。

幼い頃にむし歯があり、子どもには同じ目に遭ってほしくないという思いから、むし歯予防デーや歯科検診はもちろん、気になることがあれば、すぐに歯科衛生士さんに相談するようにしています。
むし歯予防デーでは、磨き残しのある歯に色をつける薬を使った歯磨き指導をしてくれます。「次は磨き残しがないように歯磨きを頑張ろう」と子どもたちが自らむし歯予防に取り組むきっかけになるので、家で指導する立場としてはとても助かっています。おかげで、今も子どもたちはむし歯が一本もありません。
何でも気軽に相談できる歯科衛生士さんが近くにいるということは心強く、とてもありがたいですね。

■はじめましょう。お口の健康習慣。
むし歯予防デーで口唇力測定を実施したところ、基準値を下回る人が、年配の方よりも若い人の方が多かったという話を伺いました。お口の機能低下などはどの世代でも起こりうる問題であり、それらの多くは日常生活を見直すことで予防・改善ができます。
気になることがある方もない方も、まずは一つ、お口を守る健康習慣を始めてみませんか。

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