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【特集】虹の記憶 岩橋英遠・生誕一二〇年(1)

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北海道滝川市

■Interview NPO法人岩橋ふるさと北辰振興会のお二人にお話を伺いました。

○会長 早弓 弘行さん

○理事 河野 のり子さん


滝川出身の日本画家・岩橋英遠。幅広い分野に挑み続けてきた70年を超える画業をたどり、その芸術世界を紹介します。
開館時間:10時~17時(最終入館は16時30分)
休館日:毎週月曜日、9月19日(火)、10月10日(火)
※祝日は開館
入場料:一般500円/高校生以下無料

問合先せ:美術自然史館
【電話】23-0502


道立近代美術館の中でも高い人気を誇る《道産子追憶之巻》は、公開期間が1年に1か月程度と限定されているため、いつでも見られる訳ではありません。だからこそ敏文氏は父の故郷でいつでも鑑賞できる環境を作りたいとの思いが募ったのかもしれません。岩橋ふるさと北辰振興会では、敏文氏と道立近代美術館の全面協力の下、《道産子追憶之巻》の高精細複製画(一億百万画素)を3年越しで再現。今回の特別展で市に寄贈され、初のお披露目となります。ぜひ、全長29mに及ぶ大作をご覧ください。

■関連事業
▼ギャラリーツアー
日時:9月16日(土)13時30分~
講師:美術自然史館学芸員
定員:20人

▼ウェルカムアートの展示
内容:明苑中学校の美術部が特別展をテーマとした巨大画(縦1.8m×横4.6m)を制作・展示
展示:9月16日(土)~(予定)

▼講演会「英遠が描くー虹の記憶/〈道産子追憶之巻〉を中心として」
日時:10月8日(日)13時30分~
場所:美術自然史館 ロビー
講師:河野 敏昭(美術自然史館学芸員)
内容:日本画の革新に取り組んだ前衛画家としての側面や、英遠が故郷をどう描いてきたかなど、その芸術世界の魅力を探ります。

※各事業事前申込不要/ギャラリーツアーは入場券必要/講演会は参加無料

■道産子追憶之巻
岩橋英遠の作品はいずれも私たちの目を引き付けますが、やはりふるさと江部乙を描いた《道産子追憶之巻》は誰もが驚き、感動することでしょう。全長約29メートルの大きさもさることながら、壮大なスケールで自然が描かれており、中でも夕焼けに染まる田んぼの上を無数の赤トンボが飛ぶ秋の情景は圧巻です。また、初公開したのが昭和53年ですが、展覧会終了後に引き取って描き直し、美術館に再び戻ってきたのが昭和57年。4年もの歳月をかけて描き直していることからも、強い思い入れが伺えます。
その《道産子追憶之巻》の高精細複製画が滝川で見られるのです。本物と違(たが)わぬ迫力と感動をぜひ直接会場で感じてください。

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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