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紡ぐ時代 つながる未来

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北海道猿払村

時代の立役者と未来を担う若者
今と未来のインタビュー

■小俣孝範(おまたたかのり)
1957年生まれ。
村内の野草や野鳥の写真撮影、山歩きが趣味。
障がい者の自立支援のために日々活動している。

▽逆境に負けず、自分らしく生きてほしい
小俣さんは猿払村のご出身で、浜頓別高校を卒業後、新聞奨学生として東京で2年間を過ごしたのち、猿払村役場に就職されました。在職中には、労働組合の専従や平成の大合併による事務局出向などの役目を受け、道内を駆け回っていたのだそうです。稚内に家を借り、出張の合間に家族の待つ猿払に帰る日々は、忙しくも充実していたと当時を振り返ります。
役場を退職された現在は「猿払ななかまどの会」の一員として、障がい者の自立支援の為に活動している小俣さん。障がいを抱えている子どもたちが、支援学校を卒業して地元に戻ってきたとき、1人の社会人として暮らせる方法を追求したいと思っているのだそうです。また様々な事情で学校に行きにくい子どもたちも含めて共に活動する「ななかまど放課後塾」では、学習のサポートや創作活動など、様々なイベントを開催しています。「ななかまどの会を大きな組織にすることが目的ではなく、世の中が生きづらいと思っている子や障がいを抱えている方たちが、安心して皆と一緒に学校や仕事に取り組んだり、社会参加できる場所にしていきたいです」とななかまどの会の将来を語ります。
猿払村の未来を担う若い世代へ向けては「社会に出るとイレギュラーなことが発生したり、努力が報われないこともあります。ですが、自分を見失わない生き方や考え方をしっかりと持ち、逆境に負けず、自分らしく生きてほしいです。」とメッセージをおくりました。

■小川琉七(おがわるな)
拓心中学校3年生。
生徒会会計。
バドミントン部の部長を務めており、最後の中体連に向けて日々練習に励んでいる。

▽どんな時でも笑顔を忘れず、楽しく生きたい
小川さんが中学校生活で最も成長したと思う部分は「人前で堂々と話せるようになったこと」だそうです。きっかけは昨年行われた生徒会選挙で、前々から生徒会に参加してみたいと考えていた小川さんは、思い切って選挙に立候補し、生徒会会計を務めることになりました。学校の重要行事に関わることに緊張感を覚えつつも、自らの意思で立候補した事実が糧となり、人前に立つ自信に繋がっているのだそうです。
生徒会に加えて、バドミントン部の部長も務めている小川さん。経験者もいる中、中学からはじめた自分が部長としてお手本となれるのかと大きな不安を感じていたそうですが、部員たちのおかげでここまでやってこれたと語ります。
「部員が優しく接してくれたり、私の指示を聞いてくれたおかげで、人前で話すことに慣れることが出来ました。みんながいなければ、今の私は絶対にいなかったと思います。普段の練習や休憩中の何気ない会話の瞬間、この部活をしていて本当に良かったと思います」とこれまでを振り返りました。
そんな小川さんの思う猿払村の好きな部分は、自然が多くて人が優しいところだそうです。その一方で、友達と遊べる場所がないため、そういった場がほしいと思っているとのこと。
インタビューの最後には「どんな時でも笑顔を忘れず、楽しく生きていきたいです」と将来の自分にエールをおくりました。

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