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紡ぐ時代 つながる未来

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北海道猿払村

時代の立役者と未来を担う若者
今と未来のインタビュー

■岡本和子(おかもとかずこ)
1933年生まれ。
習字や畑仕事など多趣味。昔から畑仕事は好きで、今はキャベツや白菜など色々な種類の野菜とお花を育てており、それが楽しいとのこと。

▽新しい経験を通して成長し続けて欲しい
岡本さんは樺太で生まれ、引き上げ船で青森に渡り、その後稚内市を経て、ご結婚を機に猿払村に移住されました。岡本さんは多様な仕事に挑戦され、どんな仕事でも働くことが楽しかったそうで、加工場や芋掘りなどさまざまな職種に従事しました。その中の澱粉工場で働いていた際に旦那さんも働いており、それをきっかけにご結婚をされたそうです。その後小石に移動してからも、子ども服のお店や乳搾り、木材を炭に製造する炭焼きなど、多岐にわたる仕事に携わっていたそうです。「いろいろな仕事を経験することで、大変なこともありましたが、逆にそれが人生を豊かに、楽しくしてくれたと感じています。また、仕事を通して多くの人と出会い、新しいことを学ぶことができたのは幸せでした」と当時を振り返ります。
そんな岡本さんは猿払村について、「一番住みやすく、心地よい場所です」と語ります。岡本さんは習字や畑仕事など多趣味で、畑仕事は昔から好きで、今でも様々な野菜や花々を栽培しているそうです。また、猿払村の豊かな自然がとても好きで、「昔は山に入りタケノコをたくさん採っていたこともありました」と笑顔で教えていただきました。
最後に猿払村の未来を担う若者へ向けて、「地元を大切にしながらも、色々なことに挑戦し、自分の可能性を広げ、そして新しい経験を通して成長し続けて欲しいです」とエールを送りました。

■野場侑恭(のばうきょう)
拓心中学校3年生。
ラップバトルを見ることにはまっている。生で見てみたいしいつか出てみたいと思っている。

▽どんな世代の人にも信頼される人になりたい
野場さんは、小学3年生から野球を始め、学校での部活動と宗谷ベースボールクラブでの活動をこなし、ピッチャーからショート、ライトなど幅広いポジションでプレーし、学校終わりや休みの日にクラブの練習に行くなど、野球に力を注いでいます。始めた当初は、ミスをしても「次にできればいい」と思うだけでしたが、今では一つひとつのプレーを大切にし、次はどうすればいいかを考えるようになりました。
今までは家庭学習をほとんどしていませんでしたが、受験生という自覚から、取材日の2週間ほど前から毎日家庭学習に取り組み、最近の数学のテストでは満点を取るまでに。「数学は問題が解けた時の達成感があり楽しい」と語ります。学校では、メリハリをつけて生活することを意識しており、中学校入学当初は友達にいじられるとすぐに泣いたり怒ったりしていましたが、後輩ができてからは、かっこ悪い姿は見せられないと思い、気持ちのコントロールが上手になったとのこと。
猿払村は、人が少ないが人とのつながりが深いところが好きとのことですが、買い物ではネットを使わざるを得なくなることや、体育館が使えないときにみんなで集まって遊ぶ場所がないところに少し不満を感じることもあります。
将来は、父の仕事を継いで漁師になり、どんな世代の人にも信頼を寄せてもらえるような人になりたいと語ってくれました。

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