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Hello!! ALT・Xin chào!! CIR

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北海道猿払村

■Hello!! ALT
外国語指導助手(ALT)
マイキー

▽アイルランドの冬
日本は四季がはっきりしていますが、アイルランドは1日の中に四季があるといわれるほど、気温の差があり天候が変わりやすいです。アイルランドでは、雪はほとんど降らず、年に1、2回降るかどうかというくらい珍しいです。そのため、雪が降った日は、学校や職場、お店が休みになります。冬の気温は8度くらいで、芝生が出ているので、サッカーやラグビーができます。日本のように屋外でできるスキーなどのウィンタースポーツはありません。
12月に入ってからのイベントといえば、クリスマスやお正月ですね。日本では、クリスマスよりもお正月のほうが大きいイベントなのではないでしょうか。アイルランドは逆で、クリスマスが一番大きなイベントになります。まず、クリスマスが近づくと、気分を盛り上げようと、サンタの帽子を被って出歩く人がたくさんいます。イブには、普段教会へ行く習慣のない人も教会へ出向いてお祈りを捧げます。クリスマス当日は、お店などは閉まり、家族や親せきと家で過ごします。ターキーやハムなどを食べるのが定番です。また、クリスマスには、たくさんの人がビーチに集まって、一斉に寒い海へ入るチャリティーイベントが開催されます。上がった後は、温かいコーヒーやワインを飲んだり、パイを食べます。
(サンタに扮して中学校へ!)

■Xin chào!! CIR
国際交流員(CIR)
ニュン

▽日本とベトナムのお正月文化の違い
日本でお正月を迎えるのは今年で3年目になりますが、正直に言うと、ベトナム人の私にとって、日本のお正月はまだ馴染みが薄い気がして、ベトナムのお正月の方が楽しみです。
新暦で新年を祝う日本とは異なり、ベトナムでは旧暦で新年を祝います。旧暦は太陰太陽暦といって、月の満ち欠けを暦のベースとして計算されます。ベトナムは古くから農業国であったため、旧暦は「農事歴」とも呼ばれ、旧正月は「テト(Tết)」と呼ばれます。ベトナム旧正月の時間は毎年違います。昨年の旧正月は新暦の2023年1月22日となりましたが、今年は2024年2月10日となります。
新暦であろうと旧暦であろうと、お正月を祝う文化を持つすべての国には、花火大会、初詣、伝統的な料理を味わうなど新年を迎えるための計画・活動をする共通点があると思います。また、民族や地域によってやり方は異なりますが、それこそが人類文化の多様性を生み出すのではないでしょうか。ベトナムと日本のお正月文化の多様性を体験できるのは私の幸運だと思っています。
今年のお正月は札幌に行ってベトナム人の親友とお正月を祝う予定です。今年最後の数日間、家族と離れていても、私たちが悲しみやホームシックを感じなくなることを願っています。
(自作したベトナムお正月の伝統的な料理「バインチュン(Bánh chưng)」)

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