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町政執行方針(3)

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北海道由仁町

帯状疱疹は、80歳までに日本人の約3人に1人が発症し、そのうち約2割が帯状疱疹後神経痛になると言われております。
また、麻しん(はしか)は非常に感染力の強いウイルス感染症で特効薬はなく、肺炎や脳炎、中耳炎などの危険な合併症を引き起こすとも言われております。
昨年に引き続き帯状疱疹ワクチン接種及び麻しんワクチン接種の助成を行ってまいります。

今年度は「第9期介護保険事業計画」の初年度となります。
これまでと同様に、介護需要を見極め、必要なサービスの提供と保健予防活動とタイアップした介護予防・重症化予防に努めてまいります。

また、高齢化の進展に伴い、医療や介護サービスに対するニーズも、より複雑・複合化することが予想されます。
年齢を重ね体が弱っても、住み慣れた地域で自分らしい日常生活を最期まで継続することができる、先進的で持続可能な地域包括ケアシステムの実現を目指すため、昨年度に制定した「由仁町地域包括ケアシステムの推進に関する条例」に基づき、地域包括支援センターが核となり、関係機関との連携強化と町民への啓発をより一層進めてまいります。

さらに、高齢者が住み慣れた自宅で安心して暮らし続けることができるよう、緊急時には町立診療所の医師と24時間体制で医療相談(診療所駆けつけサービス(仮称))が利用できる緊急通報装置設置事業については、一人暮らし、高齢世帯などで、夜間受診する手段がない方が安心して暮らせるよう、事業を進めてまいります。

町立診療所では、訪問看護事業を充実し、各主治医と連携しながら個々に応じた治療や生活の質の向上を図ってまいります。
また、在宅医療と入院医療を切れ目なく提供し、地域包括ケアシステム推進の一翼を担うため、診療の機能に見合った医療環境の整備について、調査・検討を進めてまいります。

「第7期障がい福祉計画」および「第3期障がい児福祉計画」を策定したところでありますが、成長・発達に関して相談や支援を必要とする子供が増加傾向にあります。
昨年度に開設した「子ども発達支援センター」の支援体制を強化し、同施設内の障害児通所支援事業所(児童発達支援・放課後等デイサービス)と連携しながら、発達に心配がある子供と家族が身近な地域で安心して適切な支援を受けられるよう、内容の充実に努めてまいります。

▽安全・安心に暮らせるまちづくり
子供から高齢者まで誰もが健康で安心して暮らすことができることを基本とし、また、変わりゆく社会の構造によるライフスタイルの変化に対応できる住まい・住環境を目指して、「由仁町公営住宅等長寿命化計画」に基づき、安全・安心に暮らせる公営住宅の整備を計画的に進めております。
今年度は、老朽化した住宅を取り壊し、新たに建て替えを行うための準備を進めてまいります。

空き家は、移住者の受け皿となる貴重な資源でありますが、適正な管理を怠ると地域で安全に暮らすことへの阻害要因となる恐れがあります。
関係機関とも連携し、所有者に対して有効活用を促すとともに、管理責任の必要性について周知してまいります。

道路や橋梁は、町民の日常生活や経済、社会活動を支える基盤としての重要な社会資本であり、安全・安心で災害に強い道路環境を維持するため、緊急性や必要性を勘案し整備を進めてまいります。

今年度の道路整備については、引き続き三川本通り線、古山第2墓地線の整備を進めてまいります。
また、その他の道路施設におきましても予防的な保全に努め、舗装や排水施設などの維持管理を適切に行い、道路機能の向上、生活基盤の安定に努めてまいります。
橋梁整備については、「第1期由仁町橋梁長寿命化修繕計画」の計画期間が今年度で終了します。
これまでに、予防的な対策を目的に12橋の補修を進めてまいりました。現在、73の町道橋を管理していますが、引き続き適正な管理に努めてまいります。

上下水道は、私たちが日常の生活を営むうえで欠くことのできない大切なライフラインであります。

上水道については、管路の更新事業を進めるための調査段階に入っていますが、さらなるスピード感をもって進めてまいります。
また、安定した水道水を供給するための漏水調査を継続して実施し、漏水事故の防止に努めてまいります。

下水道については、4月から会計方式が水道事業と同じ公営企業会計に移行し、これにより経営状況がより一層明確になり、長期的に安定した経営を維持していくための計画の策定が可能となります。
これまで同様に経営の効率化を図りながら、町民のみなさんに安心して生活を送ってもらえるよう経営に努めてまいります。

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