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町政執行方針(4)

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北海道由仁町

昨年の第1回定例会において「由仁町ゼロカーボンシティ宣言」を行いました。脱炭素の取組は、子供の未来のためには、避けて通れない取り組みであります。
公共施設の照明や街路灯のLED化、環境に配慮した公用車の導入、さらには、民間活力を活用した再エネルギー化の取り組みにより環境にやさしいまちづくりを推進してまいります。

近年、全国的にも交通関係事業における運転手不足が顕著であり、人口減少も相まって、地域公共交通の縮小が進行しております。
現在運行しているデマンドタクシーは、町内移動のための主要な足として利用されていますが、路線バスが廃止となった地域を中心に見直しを行い、関係機関との協議が整い次第、運行エリアの拡大に取り組んでまいります。

由仁と北広島を結ぶデマンドバスについては、これまで実施してきた試行的事業の運行内容を精査、検証し、10月の本格運行に向け、必要な準備に取り掛かってまいります。
能登半島地震により、「災害はいつ起こるかわからない、ゆえにいつ起こっても対応できるように準備をしなければならない」ということを身に染みて感じたところであり、地域の暮らしを守り、育て、つくり上げていくことの大切さと担うべき使命をあらためて自覚したところであります。

地域における防災力の強化につきましては、防災訓練を9月に実施する予定で、引き続き、台風や地震など多発化・大規模化する有事に備え、防災意識の向上と自助・共助・公助による取り組みを強化し、安全・安心のまちづくりに努めてまいります。

また、災害に備える準備として、平常時は、スポーツ・文化などの場として、災害時には活動拠点や避難場所、また生活物資などの中継基地とするなど、交流の場と防災機能を兼ね備えた複合的拠点施設(仮称)の整備について、民間活力も視野に入れながら、早急にその実現に向け必要な調整を図ってまいります。

災害に強いまちづくりを推進するため、消防職員の資質向上を図るとともに、地域防災力の中核を担う消防団員の装備を更新し、災害対応能力の強化に努めてまいります。

■おわりに
以上、令和6年度の町政執行に対する私の基本姿勢と主要施策の概要について申し述べてまいりました。
人口減少、少子高齢化社会への対応、さらには、頻発する自然災害への備えや急激な物価上昇など、厳しい社会情勢が続きますが、私は、努力を惜しまず、持てる力を出し切り、「小さくてもキラリと輝くまち」の実現のため、気概を持って先頭に立ってまいります。
みなさんの一層のご理解とご協力を心からお願い申し上げ、令和6年度の町政執行方針といたします。

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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