※内容は一部を要約しています。全文は市ホームページに掲載しています。
■稚内市名誉市民 故 横田愼一氏を送る追悼の会について
昨年12月10日、サフィールホテル稚内で、10月20日にご逝去された、本市の名誉市民である「横田愼一」氏の「市葬」を執り行いました。
市葬は、横田先生を悼む「追悼の会」として実施し、各界から200人余りの関係者が参列したほか、閉会後、一般献花を受けるため開放した会場には、50人余りの市民が訪れ、先生にお別れと感謝の想いを伝えたところです。
横田愼一氏は、市立稚内病院内科医として勤務された後に開業され、合わせて約55年もの間、稚内市民の命と健康を守るとともに、忙しい診療の合間を縫い、市内小学校の学校医として、子どもたちの健やかな成長にも助力いただくなど、地域医療の充実にご尽力いただきました。
こうした先生の想いをしっかりと受け継ぎ、このまちに住む人々は、これからも安心して暮らしていけるよう、医療関係者、介護事業関係者、そして行政が一体となって、地域医療体制の充実に向けた取組を進めていきます。
■地域エネルギー会社の設立と
札幌市及び北海道電力株式会社との連携協定設について再生可能エネルギーの地産地消を目的とした地域エネルギー会社「株式会社北風と太陽エナジー」が、2月26日設立されました。
本市としても、発電事業者との調整など、これまでも検討に深く関わってきており、今回の設立にあたっては、その趣旨に基づき、出資はもとより、役員を派遣するなど、さらに協力体制の充実に努めてきました。
新会社の設立によって、これまで地域外に流出していたエネルギー資金が、地域内で循環するため、地域経済の活性化にも繋がるものと考えているところです。
一方で、2月14日には、札幌市役所において、地域間連携による、再エネの活用を通じた脱炭素化を推進することを目的に、「札幌市」と「北海道電力株式会社」、それぞれと連携協定を締結しました。
今回の協定締結によって、売電に向けていた電力を「北海道電力株式会社」を介して、大消費地である「札幌市」に供給することで、本市の豊富な再エネ電力を有効活用するため、活用目的と供給先を明確にしたものです。
本市としては、地域間連携による再エネ導入を進める札幌市との連携自治体第一号となったことで、再エネ供給基地としての知名度向上やイメージアップに繋がることを期待するとともに、この取組が今後拡大することで、両市におけるゼロカーボンシティの実現や、北海道が進めるゼロカーボン北海道の実現に大きく貢献すると考えています。
■台湾へのセールス・プロモーションについて
1月17日から18日にかけて、利尻礼文の首長や観光協会長をはじめ、観光関連事業者、北海道エアポート株式会社など、総勢27人で台湾の航空会社及び旅行会社を訪問しました。
まず、航空会社からは、日本への観光需要が勢いを取り戻しており、特に北海道は以前として人気が高い観光地となっていることや、稚内空港への国際チャーター便の就航について、関心はあるものの、まずはコロナ禍の影響によって、深刻な状況となっている機材繰りや人材不足といった課題の解決を図りたい旨の説明がありました。
また、旅行会社との情報交換では、北宗谷エリアの認知度の低さや、繁忙期における宿泊先の確保が困難であることなど、送客にあたっての課題や要望をいただきました。
ただ、宗谷地域の「食」や国立公園が織りなす「自然」を活かした「体験型観光」には高い関心が向けられていることもあり、本市としても、現地における情報発信と台湾のニーズを踏まえた、受け入れ体制の強化を図りたいと考えています。
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