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自治体の皆さまへ

ごみ処理の状況について(1)

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北海道網走市

市民の皆さまには、家庭や事業所において、日々、ごみの分別と排出にご協力をいただき、ありがとうございます。ごみ処分場の現状と対応、今後の取り組みについて説明させていただきます。
ごみ処分場の延命化へのご理解と取り組みへのご協力をお願いします。

▽ごみ処分場のいま
現在の埋め立てごみ処分場(最終処分場)は、平成30年度から令和14年度までの15年間分使用するために建設しました。
これまでの埋立量は、計画を上回っており、令和4年10月の残余容量測量では、今までと同じ量の埋め立てを続けると、令和9年度まで(10年間分)で満量になる結果となりました。
埋立ごみの状況によっては、それより早く満量にもなるということも考えられます。


・埋立量は搬入実績から算定するため、重量ベースとなります。

ごみ処分場残余容量

・即日覆土を含めた埋立量
・残余容量は測量により算定するため、体積ベースとなります。

▽埋立量が増えた要因
計画を上回る埋立量の大きな要因は、ごみの総量が計画量より多く「埋立・粗大ごみ」が増えたこと、「紙おむつ」は、計画では埋立てと見込みながらも新たな処理方法が見つからなかったこと、皆さまのご協力により平均すると一定の分別はできていますが、ごみの総量が多いため、資源物など埋立ごみ以外のものが混入していること、生ごみは袋を取り除く破袋処理機の故障・停止などにより、堆肥化処理できず埋め立ての状況の期間があったこと、また対応、啓発や改善の取り組みの遅れもあったことから、埋立量が増えた要因をまとめ、市議会に説明と、審議をいただき、住民説明会を開催するとともに、市公式サイトで内容を公表しました。

詳しくはこちらをご覧ください。
※二次元コードは本紙P.2をご覧ください。

▽埋立量が増えた要因への対応
(1)紙おむつは、令和5年度より民間廃棄物処理業者(斜里町)の高温高圧処理機により70%減容化処理し、埋め立てます。

(2)生ごみ堆肥化は、破袋処理機・設備の増設、作業改善の取り組みにより、令和4年10月に堆肥化率が77%となったことから、この数値の維持・向上を目標としました。
令和2年度に比べ、1年間の平均堆肥化率は、40%向上し、埋め立てとなる生ごみ残さは、1241トン減少しています。


[別図]

▽ごみ処分場延命化方針と取り組み
限りある貴重な施設であるごみ処分場を少しでも長く利用するため「最終処分場延命化方針」を定め、別図の取り組みを実施します。
取り組みの目標達成により、令和12年度から、令和14年度まで現在のごみ処分場を使うことができると推計しています。

※取り組みの数値目標は、市公式サイトに掲載しています。

▽延命化の取り組みの進捗状況を把握
ごみ処分場の埋立状況を年4回の測量で把握し、効果の分析と効果が低い場合の早期な対応をしていきます。

▽積極的な情報発信
ごみ処分場の実態を市民の皆さまへの積極的な情報発信により、家庭や事業所で延命化に協力いただける機運を高めていきます。

▽新しいごみ処分場の建設
現在のごみ処分場(平成30年供用開始)は、約19億円の建設費で整備しました。(調査や設計で4年、工事で2年の完成までには6年間かかります。)
令和10年度からの開始を計画する広域での焼却方式では、処理後に埋め立てる焼却灰の量は、現在の破砕埋め立ての量の5分の1と見込まれます。
このことから、次のごみ処分場を現在と同年数(15年)の埋立規模として整備する施設は小さくなり、建設費用の圧縮が図れます。
また、焼却処理が始まると、現在使用中のごみ処分場の埋立量の大幅な縮減が見込まれます。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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