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ごみ処理の状況について(3)

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北海道網走市

■1市4町によるごみの広域処理を計画
ごみ処理の広域化に向けて具体的な検討を進めるため、1市4町(網走市、斜里町、小清水町、大空町、美幌町)は、令和4年7月に「斜網地区廃棄物広域化推進協議会」を設立しました。
環境に配慮した循環型社会の推進と各市町の持続可能なごみ処理を推進するため、1市4町による焼却処理施設(エネルギー回収型廃棄物処理施設)を基本とした施設の供用を令和10年度に始めることを予定する協議を始めました。

▽1市4町が課題へ協力
1市4町では、ごみ処理施設の老朽化や現在のごみ処分場のひっ迫、今後の人口減少やごみ処理に係る人材の確保、施設・設備の更新と処理費用の抑制といった課題への対応が必要となっていることから協力して対応していくことを目指しています。

▽施設整備の考え方
現在、網走市は、資源物・リサイクル品以外のごみを破砕してごみ処分場に埋め立てしています。
ごみ処理の広域化では、埋め立てをするごみ処分場は、各市町で整備し、埋め立てる前の処理として、焼却処理をしたごみの残さ(焼却灰)を各市町で埋め立てすることとしています。
また、その焼却施設(中間処理施設)の設置場所は、現在、焼却施設があり、1市4町の中で地理的に中間地点にある大空町を予定地として協議を進めています。
焼却施設の整備検討については、余熱利用やバイオガス化による発電・温水利用などエネルギー回収型廃棄物処理施設を検討していきます。

▽施設整備費用
1市4町の現在のごみ処理量などから令和4年度に試算した施設整備費用は、92億8千万円で、処理するごみ量の割合から網走市の負担額は、38億7千万円(42%)となっています。
網走市単独で施設整備した場合より、約7億3千万円少なくなると見込んでいます。
また、広域で処理する場合、大空町へ可燃ごみを運搬する費用などが発生しますが、広域化により効率的な処理ができることから、年間の維持管理費は、網走市単独の場合と比較して年間で1620万円少なくなると見込んでいます。
今後、1市4町では、個別・具体的な施設整備の検討を行い、整備費用の削減に向けて、ごみの排出抑制・減量化に向けた取り組みを推進し、容器包装プラスチック以外のプラスチック製品の資源化や、生ごみのバイオガス化による発電など、脱炭素と資源循環を含めた検討を進めます。

▽施設整備スケジュール
令和5年度までの3年間は、計画期間となっており、1市4町での協議と広域化の基本計画などの策定と、今年度は、施設整備等に係るより具体的な「地域計画」の策定を行います。
令和6年度からは、4年間の実施期間となり、施設整備計画の作成と実施設計、工事発注を行なっていき、令和10年度に新しい処理施設でのごみの中間処理を開始することを予定しています。

1市4町の現在のごみ処理状況

問合せ:生活環境課
【電話】内線582

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