■みんなが働きやすい環境のために
~建設業への就活体験記~
今回は、来春から建設会社へ就職する現役大学生編集委員が、就職活動を通して感じたことを紹介します。
▽建設業のイメージと実態
就職活動をする前は、建設業は「3K」と言われる「きつい、汚い、危険」な労働環境で、就業者は男性中心というイメージを持っていました。
実際に、女性就業者の割合は約17%で、全業種の女性比率の約45%と比較してかなり低い水準となっています。
こうした状況を踏まえ、国土交通省は、誰もが働きやすい建設業界を目指し、短時間勤務制やテレワークの導入など、女性が働きやすい労働環境づくりなどに官民一体で取り組んでいます。
▽インターンシップで感じたこと
実際に建築関係の企業のインターンシップに参加した際、女性技師を増やすために、現場の仮設トイレを男女別に設置したり、生理などで汚れてもわかりにくいように、作業着を淡い色のものから濃い色のものへ変更したと聞きました。仕事の内容にかかわらず、女性が参画できるような職場に変えていこうという会社があるのだと感激しました。
▽就職活動を終えて
就職活動を経て、昔ながらの「女性を受け入れがたい」意識の改善や、出産・子育てと仕事を両立できる制度を少しずつ整えていこうといった、柔軟性や多様性を大事にした働き方の改革が進んでいることがわかりました。多様化するニーズに応えることや人材を確保するためには、みんなが働きやすい環境作りが必要不可欠だと改めて感じました。
来春から新社会人、頑張ります!
問合せ:網走市男女共同参画プラン推進会議編集委員
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