■デジタル化と女性の働き方について
さまざまな分野でDX(デジタルトランスフォーメーション)が進んでいます。今回は農業を例に働き方について考えてみました。
■性別による役割分担
国内に普及した当時のトラクターにはパワーステアリング(操舵アシスト機能)がついておらず、ハンドルを操作するのも一苦労でした。加えて、重たいクラッチでギアチェンジをしながら植え付けなどの作業をする必要があり、かなりの重労働でした。その結果、男性が運転し、女性が補助労働をするという性別分業が定着したと考えられます。
■スマート農業の導入
近年では、GPSを活用した自動操舵機能付きのトラクターや、有人トラクターで無人トラクターを操作し、2台同時に作業ができるトラクターも開発され、性別や経験、能力に関係なく運転することができるようになりました。
これにより、今まで2人で行っていた作業や、2度に分けて行っていた作業が効率的になり、生産性の向上にも繋がっています。
■ライフスタイルに合わせた働き方
技術の進化に伴い、農業だけでなく、さまざまな分野でデジタル化が進み、これまで性別によって固定されがちだった職業や役割も、性別に関わらず選択できるようになってきています。
デジタル技術を活用し、性別、時間、場所などにとらわれず、ライフスタイルに合わせた多様な働き方ができるようになると良いですね。
問合せ:網走市男女共同参画プラン推進会議編集委員
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