■第67回「流氷が育むオホーツク海」
今月はオホーツク海の流氷について紹介します。
オホーツク海の流氷は、シベリア沿岸で海水が凍ってできた海氷が流れてきたものです。網走まで運ばれる過程で、塩分は水中に流れ落ち、網走沿岸に流れ着く流氷の塩分は1%未満といわれています。
塩分が流れ落ちることで、流氷に空洞ができ、その空洞にアイスアルジーという植物が増殖します。氷がとけ、海中に放出されたアイスアルジーをプランクトンが食べ、そのプランクトンを魚が食べるという食物連鎖がオホーツク海の豊かにしている要因のひとつとなっています。
網走では流氷により1月下旬から3月中旬頃まで休漁しています。流氷明けの漁の始まりが待ち遠しいですね!
問い合わせ:水産漁港課 漁政係
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