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人手不足と旅行者をつなぐ「おてつたび」

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北海道羅臼町

■おてつたびとの連携
町内の人手不足の声が多く聞こえる中、町では株式会社おてつたびと、人手不足の解消にむけた連携を始めました。
おてつたびとは、「お手伝い」と「旅」を掛け合わせたもので、地域の人手不足と旅をしたい人たちをマッチングさせる企業です。地域のお手伝いに来た旅人の多くが、その地域のファンになることが多いことから、繁忙期の人材不足解消と羅臼町のファンづくりを目的として、取り組むこととしました。
お手伝いの内容は誰でもできる作業内容であること、短期間での雇用が原則となります。

■おてつたびの状況
8月中旬、町内の宿泊業4件、ホタテ養殖業1件において、おてつたびを通して全国に求人の募集を行ったところ、すぐに応募があり、早速8月下旬より羅臼町でのお手伝いがスタートしています。
募集は雇用者1人あたりの就労期間を約2週間として、5事業者合わせて15名を募集しました。その枠に対し、応募者はなんと38名!羅臼町に魅力を感じている方が多いことが分かり、歓喜しました。
神奈川県から来られた女性からは、「自然が大好きで以前から知床に来たかった。地元の食も美味しく、休日は羅臼町内を観光して満喫させていただいている。今度は冬の観光シーズンに来てみたい。」と嬉しいお話しをお聞きすることができました。

■今後の動き
現在は、水産加工事業者でもマッチングできないか検討しているところです。多くの事業所でおてつたびを活用いただき、人手不足対策を一歩でも進めることができればと考えています。
今後もおてつたびとの連携を図り、人手不足の解消に力を入れるとともに、一人でも多くの羅臼ファンが増えるよう取り組んでいきます。
(産業創生課・企画振興課)

◆「おてつたび」とは…
「おてつたび」は、日本各地の素敵な地域へ行く人が増えて欲しいという想いから生まれたサービスであり、地域の困りごとをお手伝いする事により報酬を得ながら旅行をする事が可能なため、行きたかった地域に行く際のボトルネックになりがちな旅費を軽減する事が可能な点が特徴です。また、お手伝いを通じて地域の方と関係性ができ再び同じ地域へ訪れる参加者も増えており、地域のファン(関係人口)が創出されています。

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