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「羅臼町再生可能エネルギー導入目標計画」を策定しました!

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北海道羅臼町

◆地球温暖化の現状
みなさんも日々の生活の中で、「ゼロカーボン」「脱炭素」という言葉を耳にすることが増えてきたのではないでしょうか。これらの言葉は、「地球温暖化」と密接に関わっています。
では、地球温暖化によりどのような事態が起こっているのでしょうか。
地球全体で、二酸化炭素などの温室効果ガスが増えたことにより気温が上昇し始めています。これにより、氷河や氷床が解けることによる海面の上昇、生態系への影響、農作物への影響、渇水・洪水のリスク等、様々な影響が出てきています。さらに近年増加している異常気象を発生させる要因であるとも考えられています。
そして日本では、過去100年間の平均気温は1.2℃上昇し、今世紀末には20世紀末と比較して、最大で3.4℃~5.4℃上昇すると予測されています。

◆羅臼町での影響は…
当町では、2022年6月に観測史上最高気温32.6℃を記録し、近年マグロやブリなど温暖な海域に生息する魚種の水揚げが増え、さらには、*接岸する流氷が減少するなど、温暖化が起因と思われる影響が表れており、今後の水産業への影響も危惧されているところです。
*『日本の気候変動2020年版』より

◆地球温暖化対策の動き
日本では、こうした各地域での影響を少しでも抑えるために2020年10月に政府より、2050年までに温室効果ガスの排出をゼロにする「2050年カーボンニュートラル・脱炭素社会の実現」を目指すことが宣言されました。
それを受け、当町は2021年3月16日に、豊かな自然の恵みを守り、安心して住み続けられる「知床羅臼」を未来につないでいくため、2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロとする「ゼロカーボンシティ」を宣言しています。

◆羅臼町でのこれまでの取組
これまで当町では、温泉の熱水を役場庁舎や知床未来中学校などの公共施設の暖房や温水プールの水の温めへの利用、公共施設の照明や町内防犯灯のLED化、公用車として電気自動車やハイブリット車の導入のほか、2021年には公用車の代わりとして「イーバイク」(電動アシスト付き自転車)を2台導入するなど様々な取組を行ってきました。
一方町民のみなさんにおいても、2022年1月に行われたアンケートで、回答者の8割が何らかの温暖化対策を実践しているとの回答があり、実際に町内事業者や一般の家庭でも、電動フォークリフトの導入や、家庭用太陽光パネルの設置など、環境に配慮した取組が行われています。

■羅臼町の将来ビジョン(羅臼町再生可能エネルギー導入目標計画より)

◆ゼロカーボンシティ達成に向けて
この度「ゼロカーボンシティ」達成のため、2023年2月に「羅臼町再生可能エネルギー導入目標計画」を策定しました。
この計画は、当町のCO2排出量の現状や課題を把握し、当町が持ち得る資源を最大限に活用し、再生可能エネルギーの導入を通して地域の課題解決に寄与すること、地域の魅力を更に向上させていくことを目的としたもので、2050年までの導入目標を設定し、その目標を実現するための具体的施策などを検討することとしています。
この計画は羅臼町の「ゼロカーボンシティ」達成にむけての指針となる重要な計画であり、これを基に様々な取組を進めていきます。

◆町民のみなさんとの協力
しかし、この計画を推進し「ゼロカーボンシティ」を達成するためには、町民みなさんの協力が不可欠です。
一人ひとりが環境問題に関心を持ち、「ゼロカーボンシティ」達成への取組をみなさんに身近に感じていただけるよう、今後広報誌等を通じて情報を発信してまいりますので、どうぞご協力をお願いいたします。
「羅臼町再生可能エネルギー導入目標計画」は、羅臼町ホームページ閲覧できます。

※左のQRコードを読み込むことでも羅臼町ホームページを開くことができます。
(詳細は本紙をご覧ください。)

お問合せ先:環境生活課
【電話】87-2115

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