健康ばんざい

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◆エキノコックス症について
北海道には、エキノコックス症という他の都府県ではあまり見られない病気があります。この病気は、キツネや犬が媒介し、エキノコックスという名前の寄生虫が主に肝臓に寄生して起こる病気です。
ヒトからヒトに感染することはありません。
エキノコックス症は、感染してもすぐに自覚症状が現れず、数年～数十年の潜伏期を経て、上腹部の不快感や膨満感が現れ、しだいに肝機能障害に伴うだるさや黄疸等の症状が現れます。

〈予防方法〉
・外出後はよく手を洗いましょう。
・沢水や小川の水など、なま水は飲まないようにしましょう。野生の果物や山菜などは、流水でよく洗うか十分加熱してから食べましょう。
・キツネを餌付けしたり、呼び寄せたり手で触れることのないようにしましょう。キツネのえさになる残飯などはきちんと処理し、放置しないようにしましょう。
・犬・猫が野ネズミを食べることのないように、放し飼いはやめ、散歩の時は必ずリード(引綱)を使用し、糞便は必ず持ち帰りましょう。

※5年に1度、町のエキノコックス症検診を受けましょう。
今年度の対象：力昼・豊浦・興津・昭和地区の小学3年生以上の町民

◆肝炎ウイルスについて
肝炎は、肝炎ウイルスに感染することで起こる病気です。
肝炎と言われても、慢性肝炎の状態では自覚症状はほとんどありません。しかし、自覚症状がなくても確実に進行し、肝硬変や肝がんになることがあります。
次の検査対象の方は、町の肝炎ウイルス検査を受けることができますので、ぜひ検査を受けましょう。

〈検査対象者〉
今年度満40歳以上となる方で、過去に肝炎ウイルス検査を受けたことがなく、かつ検査を希望する方

●エキノコックス症検診と肝炎ウイルス検査の日程
日程：
・令和5年9月30日(土)　苫前地区コミュニティセンター
・10月1日(日)　苫前町公民館
検査方法：血液検査(全額公費負担のため、無料)
・エキノコックスはELISA値にて判定
・肝炎はB型肝炎抗原検査、C型肝炎抗体検査

事前申込制
申込期間：8月1日から9月4日まで

問合せ：苫前町役場保健福祉課
【電話】64-2215