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[特集2]令和5年度苫前町教育行政執行方針(3)

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北海道苫前町

【社会教育】
新型コロナウイルス感染症が5月8日より2類から5類に引き下げられましたが、新型コロナの影響は「外出自粛」「リモート学習」など、これまで集合して学習を深めていたことが大きく変更されました。この度5類へ引き下げられたものの、住民の学びの状況は以前のように戻るにはまだ時間を要するものと考えられます。
その中でも社会教育では、人々の学習意欲を呼び覚まし、社会教育施設に集まり交流を深められる事業を実施してまいります。
生涯教育として各世代別の教育において、家庭教育・青少年教育分野では幼少期から経験・体験してきた積み重ねは将来の糧となることから、自然体験や経験と体験をできる機会として、「カンガルースクール」や「少年世代間交流などを通じて様々な少女体験教室」の実施をしてまいります。
高齢者を含めた成人教育では、趣味を伸ばすだけの講座ではなく、教養を深められるような内容も加えるとともに、自身の資質を高めることができるよう自分達で考え運営できる講座として「成人学級」を実施します。併せてコロナ禍により外出控えをしてきた住民が町内や町外で教養を深められる学習機会も提供してまいります。
文化活動は、心に豊かさと潤いを与え、気持ちをリフレッシュさせる重要なものであることから、地域に根ざした文化活動の推進を図るため、各種団体の活動支援はもとより、関係団体と協力しながら、文化や芸術に触れ、創造につながる機会の実施に努めてまいります。
文化財を含めた歴史資料は、ふるさとを後世に伝える重要なものであり、その整理や管理を適切に行います。また、昭和3年に建設した旧役場庁舎を改修し昭和58年に開設した苫前町郷土資料館は建物の老朽化が顕著であるため、現状の外観を維持しながら改修に向けた協議を行ってまいります。
各種スポーツ活動については、関係機関・団体等と連携を図り、誰もが気軽にスポーツにふれ運動に親しむことができるよう健康づくりにつながる事業を実施します。
また、昨今子どもの体力低下が叫ばれていることから、子どもの身体を動かす機会を作り、体力づくりから心身ともに健康な育成を図ることができるよう「スポーツチャレンジクラブ」を新たに実施してまいります。
少年団活動において優秀な成績を収め、全道大会などへ出場する費用は引き続き支援をしてまいります。
体育施設は、昨年の大雪と経年劣化が著しいBandG海洋センターの鉄骨及びシートについてはBandG財団の修繕助成を受け修繕を行うとともに、その他の体育施設についても開設から25年以上経過している施設が多いことから、適正な維持管理に努めてまいります。
公民館図書室は、図書館機能と公民館事業やサークル活動を結びつける機能として、個人や団体の学びへの支援を通じて、住民の生涯学習の意欲向上とともに、地域の読書活動を推進する中心的役割を担います。
また、子どもの読書活動の習慣化に向け、各認定こども園及び各学校と連携しながら、移動図書や読み聞かせ等の活動を継続するとともに、ボランティアの発掘と育成を図り「本とあそぼう」や「図書室フェスティバル」など図書事業を実施、図書室の利用啓発に努めてまいります。
苫前町公民館は建設から30年を迎えますが、令和5年度は旧農村研修室を留萌信用金庫へ貸し付けし店舗として活用される初年度となります。ついては、公民館に来館される方も増えることが想定されるため、これまで以上に適正な管理に努めるとともに、社会教育事業等の事業や図書のPRなどの広報活動に力を入れてまいります。
以上、令和5年度教育行政執行方針を述べさせていただきました。
全ての町民が夢や希望を持ち続け、「いつまでも暮らしていける苫前に」を合言葉に、全力を尽くしてまいりますので、皆さまの教育行政に対する特段のご支援ご協力をお願い申し上げます。

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