新年のごあいさつ

2／14

苫前町議会議長
阿部　俊一

新年あけましておめでとうございます。
輝かしい新春を迎えるにあたり、町民の皆さまのご多幸とご健勝をお祈り申し上げますとともに、日頃より町議会に対しまして深いご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
昨年4月には統一地方選挙が行われ、1名の新人を含む8名の町議会議員を選出いただきました。爾来、町民の皆さまの負託と信頼に的確に応えるべく、微力ながら議会の円滑な運営と町政発展のため議員一同、日々精進してまいりました。より身近な議会、開かれた議会を目指して議員はどのようにあるべきか、足元をしっかり見つめ直し、町民の皆さまの信頼に応えて参りたいと改めて決意しております。
さて、昨年を振り返ってみますと、侍ジャパンがWBC決勝でメジャーリーグを代表する選手たちの揃ったアメリカに3対2で勝利し、3大会ぶり3回目のWBC制覇を果たして日本中が大いに沸いた一年でした。また、世界中で猛威を振るっていた新型コロナウイルスも、昨年5月8日より5類感染症に移行されて以来、様々な規制が緩和されたため、街に活気が戻りつつあり、娯楽施設や観光地も賑わいを取り戻し、消費者の活動も活発になってきております。
しかし一方では、生鮮食品を除く食料や日用品、光熱費等の物価上昇に加え、円安の影響を受け、さまざまな品目を輸入に依存している我が国では、私たちの日常生活に大きな影響を与えています。
また、東京電力福島第一原発の処理水については、政府の方針に基づき基準値を下回る濃度に薄めた上で海洋放出が始まり、これに激しく反発する中国は、日本産の水産物輸入を全面的な停止措置に踏み切り、日本の水産業者にとって大きな打撃となっている中で、ロシアも日本産の水産物輸入を規制するなど水産業への影響がさらに広がることが懸念され、今後、本町の水産物の輸出にも影響が出ることが予想されます。
こうした中、私ども町議会の役割は予算案などの議決のみではなく、行政へのけん制や監視をしながらも、町執行部と互いに知恵を出し合い、町民の皆さまの声を行政に反映させるため努力を重ねていく所存であります。
町民の皆さまにとりまして、本年が実りある飛躍の年となりますよう心から祈念申しあげますとともに、今後も一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

本年も宜しくお願いします
※本紙P.3をご覧ください。