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自治体の皆さまへ

〔クローズアップ〕座談会 みんなに知ってもらいたいヤングケアラーのこと(2)

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北海道苫小牧市

■ヤングケアラーって?
「ヤングケアラー」とは、本来大人が担うと想定されているような家事や家族の世話などを日常的に行っている子どものことです。責任や負担の重さにより、学業や友人関係などに影響が出てしまうことがあります。

・障がいや病気のある家族に代わり、買い物・料理・掃除・洗濯などの家事をしている。
・家族に代わり、幼いきょうだいの世話をしている。
・障がいや病気のあるきょうだいの世話や見守りをしている。
・目の離せない家族の見守りや声かけなどの気づかいをしている。
・日本語が第一言語でない家族や障がいのある家族のために通訳をしている。
・家計を支えるために労働をして、障がいや病気のある家族を助けている。
・アルコール・薬物・ギャンブル問題を抱える家族に対応している。
・がん・難病・精神疾患など慢性的な病気の家族の看病をしている。
・障がいや病気のある家族の身の回りの世話をしている。
・障がいや病気のある家族の入浴やトイレの介助をしている。
出典:こども家庭庁(【HP】https://www.cfa.go.jp/policies/young-carer/)

■ヤングケアラーはどれくらいいるの?
令和2年度、令和3年度に実施した厚生労働省の調査では、世話をしている家族が「いる」と回答したのは小学6年生で6.5%、中学2年生で5.7%、高校2年生で4.1%、大学3年生で6.2%でした。これによると、中学2年生では、17人に1人が世話をしている家族が「いる」ことになります。
出典:こども家庭庁(【HP】https://www.mhlw.go.jp/young-carer/)

■家族のケアをすることで、ヤングケアラーの生活にどんな影響がでるの?
人にもよりますが、自分の時間が取れない、勉強する時間が充分に取れない、ケアについて話せる人がいなくて孤独を感じる、ストレスを感じる、友人と遊ぶことができない、睡眠が充分に取れない、というヤングケアラーは少なくありません。このように、子どもや若者が担うケアの負担は大きいものがありますが、家事や家族の世話などを若い頃に担った経験をその後の人生で生かすことができている、と話す元ヤングケアラーがいることも事実です。
出典:こども家庭庁(【HP】https://www.mhlw.go.jp/young-carer/)

■ヤングケアラー支援条例制定に向けた取り組み
市では、支援が必要でも表面化しづらい傾向にある「ヤングケアラー」にいち早く気付き、ヤングケアラーとその家族が孤立することのない社会を実現するため、支援の指針となる条例を制定し、その施策を推進します。

■ヤングケアラー支援条例(素案)について意見を募集します
意見提出期間:10月2日(月)~31日(火)
資料配布場所:こども相談課(HPでダウンロード可)、こども相談センター、市役所2階市民情報コーナー、各コミセン、勇払・沼ノ端出張所、植苗ファミリーセンター、COCOTOMA

詳細:こども相談課
【電話】32-6369

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