ゼロカーボンシティの実現を目指して 第13回

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◆宅配便は一度で確実に受け取りましょう
「物流の2024年問題」という言葉を最近よく聞くようになりました。ネット通販で、宅配サービスを利用したが、留守で受け取れず、再配達を依頼している方は多いでしょう。
しかし、宅配便需要の増加に伴い、トラックドライバーへの負担が大きくなったことなどを背景に、来年の4月から、トラックドライバーの時間外労働の上限を規制する「働き方改革」の法律が施行されます。これにより、再配達が当然と考えがちな現状のサービスは難しくなります。また、配達のために何度も同じ届け先にトラックを走らせることは、余計に燃料を消費し、CO2を排出することになるため、地球温暖化対策の面からも、できるだけ避けたいものです。
再配達のトラックから出るCO2は全国で年間25万4千トンに達します。例えば、2トン積みのトラックが1トンの荷物を運んで10km走ると、軽油を約1・2リットル消費し、CO2を約3・2kg排出するという試算があります。
国は、法律施行まで1年を切ったことから、再配達削減に向けたPRを強化し、宅配便を利用する方に次の4つのことをお願いしています。
・時間帯指定を活用し、確実に受け取る
・コンビニ受け取りや置き配など多様な受け取り方法を活用する
・各事業者が提供している配達状況通知アプリ等を活用する
・発送時に送付先の在宅時間を確認する

その他にも「まとめ買いで配達回数を減らそう」「送り先の住所は正しく記載しよう」などの具体的な行動の例が紹介されています。詳しいことは次のサイトなどをご覧ください。
一人ひとりの小さな心掛けが、社会全体での物流サービスの維持や地球温暖化防止につながります。宅配便の受け取り方も「新しい日常」へ移行しましょう!

▽宅配便の再配達削減に向けて(国土交通省)
※QRコードは本紙P.18をご覧ください。

詳細：役場経済課商工観光・エネルギー担当
【電話】28-3863