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令和5年度教育行政執行方針(要旨)(1)

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北海道足寄町

■豊かな循環型生涯学習のまちづくりを目指した教育行政の推進
東海林弘哉教育長

◆教育行政の基本方針
足寄町教育委員会では「教育関連法」や「足寄町第6次総合計画」および「第6次足寄町生涯学習推進計画」などを基底に据え、総合教育会議の協議・調整を尊重するとともに、学校教育と社会教育を両輪として、豊かな循環型生涯学習のまちづくりを目指した教育行政を推進していきます。

◇学校教育の推進
〇学校運営
「子どもたち一人一人の可能性を引き出す教育の推進」として、持続可能な開発目標・SDGsや持続可能な開発のための教育・ESDの理念に則った問題解決的な学習や体験的な学習活動を重視し、新しい時代に必要となる資質・能力を育成します。また特別支援教育、ふるさと教育やキャリア教育の充実、豊かな人間性を育む道徳教育、国際理解教育の充実、体力・運動習慣の定着に取り組みます。

〇学びの質を高める環境の確立
「確かな学力」の方策として、少人数指導や習熟度別学習、長期休業中の学習機会の提供、家庭への啓発活動等に取り組みます。
また、各種調査や分析結果を踏まえた「学力向上推進プラン」を示し「主体的・対話的で深い学び」による授業改善を図ります。加えて、教育課程の充実や学力を高める検証改善サイクルを確立し、生涯学習推進アドバイザーの指導の下、学力向上を目指します。

〇「豊かな心」「健やかな体」の育成
「豊かな心」では、教育相談や「特別の教科道徳」の充実、読書活動の推進、SNS等の情報モラル教育の徹底に取り組みます。特に、読書については、豊かな感性を育む読書活動を充実させるため、移動図書や巡回配本、図書館司書の学校訪問相談等、町図書館と学校の連携に取り組みます。
また「いじめ問題」については、足寄町いじめ防止基本方針に基づき、いじめを積極的に認知し重大事態を起こさないよう指導します。不登校対応については、学校・保護者・関係機関の連携強化を図り、改善を目指します。
「健やかな体」では「全国体力・運動能力運動習慣等調査」や新体力テストの実施結果を踏まえ、体育・保健体育の改善や体力づくり運動の持続化に努め、体力向上や運動の習慣化を図ります。

〇食育・学校給食
食育では、栄養教諭と連携して食に関する指導を充実させるとともに、学校給食の衛生・安全管理を徹底します。また、地場産食材の積極的な活用による「ふるさと給食」等を継続し、安全・安心で楽しい給食の提供に努めます。なお、子育てや人口減少の対策として引き続き小・中・高の児童・生徒に無償提供を行います。

〇国際理解・キャリア教育
国際理解教育では、国際交流員を活用した小学校の英語教科や外国語活動および中学校の英語教科などの支援を図り、英語力の向上や異文化理解など国際理解教育の推進に努めます。
ふるさと教育、キャリア教育では、関係機関・団体等との協力・調整を図り、地域人材の活用や職場訪問体験学習などを通して、ふるさとへの愛着や望ましい職業観、勤労観を培っていきます。

〇防災・交通安全教育
防災・交通安全教育では、各教科の関連内容の学習や定期的な実施訓練を通して災害への対応力を高めるとともに、地域実態に応じた危機管理対応マニュアルの評価・改善を図ります。

〇ICT教育
一人1台端末を活用した「個別最適な学び」と「協働的な学び」の充実を図ります。また、きめ細かな複式教育や長期欠席児童生徒への支援等、多様なICT活用についても工夫していきます。

〇特別支援教育
一人一人の教育的ニーズに応じた適切な教育を実施するため、社会的自立や合理的配慮を踏まえた個別の教育支援計画に基づいた教育活動の展開や学習支援員の継続配置、あしょろ子どもセンターとの連携強化等、支援体制の充実に努めます。

〇教育環境の整備
校舎の施設・設備や教職員住宅の修繕等を計画的に進めます。
教職員の働き方改革については、足寄町アクションプランを継続し、休日の部活動の地域移行についても検討協議会を設置し、足寄らしい対応を検討します。
町内全小・中学校に導入しているコミュニティ・スクールについて、地域学校協働活動との一体的な取り組みを推進するとともに、町内全ての学校のネットワークが強固なものとなるよう基盤づくりを行っていきます。

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