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自治体の皆さまへ

まちの健康だより からだげんき

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北海道足寄町

■貯めていませんか「睡眠負債」
日本人の平均睡眠時間は、世界で最も短いと言われています。慢性的な睡眠不足が続くと「睡眠負債」が貯まり、心身に支障を来すリスクが高まります。

▽睡眠負債チェックリスト
・休日は普段より2時間以上長く寝る
・仕事に集中できない
・疲れが取れない
・イライラしやすい
・目覚めが悪い
・夜なかなか眠れない

3つ以上当てはまった場合は、睡眠負債が貯まっている可能性が高いです。特に「休日は普段より2時間以上長く寝る」「仕事に集中できない」が含まれる場合は注意が必要です。

◆眠りとホルモン、自律神経の関係
睡眠不足は心身の不調を招くだけではありません。最近の研究では、睡眠不足が高血圧や高血糖、肥満などにも密接に関係していることが分かっています。
大分大学医学部の兼板佳孝教授の研究によると「睡眠時間が5時間未満の人は5時間以上の人に比べて血糖値が高く、肥満になりやすい」との結果が出ています。
睡眠不足が続くと、食欲を高めるホルモン「グレリン」が増す一方、食欲を抑える「レプチン」が減少するため、過食や暴食に走りやすくなるとされています。たしかに夜更かしをすると、なぜか空腹にかられて、本当は必要のない夜食を食べたくなってしまうことがありますね。それも、高カロリーで高脂肪なものが輝いて見えたりするものです。
そのほか、慢性的な睡眠不足は自律神経のうち、覚醒をつかさどる「交感神経」の働きを強め、高血圧などを招く原因になります。

◆睡眠負債を貯めないコツ
(1)朝起きたら日光を浴びる
起床後早めに太陽の光を浴びることで体内時計がリセットされ「睡眠ホルモン」と呼ばれる「メラトニン」の分泌を抑制します。

(2)適度に体を動かす
就寝の3時間ほど前のタイミングが良いといわれています。ウォーキングなどの軽い有酸素運動がおすすめです。

(3)お風呂に漬かる
眠りにつきたい時間の2~3時間前の入浴が効果的であるとされています。38度のぬるめのお湯で25~30分、42度の熱めのお湯なら5分程度漬かるのが目安です。半身浴でも寝付きへの効果が認められています。

(4)寝る前にスマートフォンなどを見ない
寝る前や夜間にパソコンやスマートフォンなどのブルーライトを浴びると、体内時計を狂わせてしまう恐れがあります。

(5)30分以内の昼寝を取り入れる
昼寝には午後に訪れる眠気を改善する効果があると考えられています。

◆定期的に健康チェックを!
町では11月30日(木)から12月2日(土)の3日間、町民センターで集団健診を実施します。
今年度まだ健診を受けていない、もしくは健診をしばらく受けていない方は、この機会にぜひ、ご利用ください。
申込期間:9月4日(月)~10月20日(金)
詳細は、令和5年度各種検診のご案内をご確認ください。

◆講演会のお知らせ
◇健康づくり講演会「睡眠の質を高める生活リズム健康法」
日時:9月7日(木)午後6時30分~8時
会場:町民センター多目的ホール
講師:東海大学 生物学部 生物学科 教授 寺尾晶氏

お友達やご近所の方をお誘い合わせの上、ぜひご参加ください。

詳細:役場福祉課保健推進担当
【電話】25-2571

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