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自治体の皆さまへ

令和6年度 教育行政執行方針(5)

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北海道長沼町

◎図書館機能の充実
図書館の充実につきましては、町民が読書を通して幸せで豊かな人生を送れるよう、資料の収集・提供に努めてまいります。読み聞かせやふるさと長沼を学ぶ郷土資料の提供等を行い、子どもたちの読書活動の支援に取り組みます。
また、館内のWi-Fi環境等を利用して幅広い年代の学習活動を支援するとともに、誰もが読めるような大活字本やユニバーサルデザインに配慮した資料の充実を図り、全ての人が活字文化に触れることができる環境作りを進めてまいります。
生涯学習の情報発信拠点として、幅広いニーズに応え町民の皆様に気軽に足を運んでいただけるよう、サービスの向上に努めてまいります。

◎社会体育の充実
社会体育の充実につきましては、「長沼町スポーツ推進計画」に基づき、長沼町スポーツ推進委員会や各スポーツ団体と連携し、健康で活力に満ちた生涯スポーツ社会の実現と、町民一人一人のライフステージに応じた、各種スポーツ大会の開催を継続し、技術力向上に努め、町民の誰もが気軽にスポーツに親しめる環境づくりを進めるとともに、子どもから高齢者までの体力・運動能力向上のため、各種スポーツ教室の開催などを引き続き実施してまいります。
また、中学校における部活動の今後の在り方について、少子化が進む中でも、将来にわたり生徒が放課後の活動に継続して親しむ機会を確保できるよう、また、自発的な参画を通して「楽しさ」「喜び」を感じ、自己実現、活力ある地域づくりの環境を一体的に整備していくことを目指します。そのために専門的知見のあるコーディネーターを活用し、効果的な支援を図ってまいります。

以上、令和6年度の教育行政執行に関する主要な方針を申し上げました。

方針の前文で触れた一人一人が豊かで幸せな状態としてのウェルビーイングでございますが、ウェルビーイングを支える要素として学力や学習環境、家庭環境、地域とのつながりなどがあり、それらの環境を整えていくという視点を大切にしていきます。また、学びに向かう力、いわゆる非認知能力を育成する視点も同様であります。さらに、組織や社会を優先するのではなく、個人の幸せが先ず尊重されるという大前提に立つことが大切です。

昨年、教育委員会では小中高校の児童生徒全員を対象に、新しい学校に対する要望・意見を募るアンケートを実施し、それら意見をもとに児童会生徒会書記局による児童生徒ワークショップを行いました。学校の当事者として、自らの意見を堂々と発表する「ながぬまっ子」の姿に感銘を受けました。子どもの意見が十分に活かされ、社会に何らかの影響を与える、変化をもたらす経験は、子どもの自己肯定感や自己有用感、社会の一員としての主体性を高めることにつながっていきます。意見反映が形だけに終わることのないよう、発達の程度に応じた意見表明機会と社会参画機会の確保、その意見の尊重と最善の利益の優先考慮を図り、様々な工夫を積み重ねながら、学校づくりなど教育施策に活かし、未来を担う「ながぬまっ子」を社会全体で育んでいくよう努めてまいります。

今後も長沼町教育目標や生涯学習推進計画の理念を活かし、家庭・学校・地域が密接に関わりながら、「ながぬまっ子」の良さや可能性を開花させ、自らの力で明るい未来を切り拓いていくことができるよう、サポートし、全力で本町教育の充実・発展に取り組んでまいります。町民の皆様並びに町議会議員の皆様のご理解とご協力を心からお願い申し上げ、教育行政執行方針といたします。

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