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【健康情報】乳幼児突然死症候群(SIDS)から赤ちゃんを守りましょう

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北海道音更町

◆乳幼児突然死症候群(SIDS)とは
SIDSとは、それまで元気だった赤ちゃんが何の予兆や既往歴もないまま、事故や窒息ではなく眠っている間に突然死亡してしまう原因の分からない病気です。
日本での発症頻度は、出生6千人~7千人に1人と推定され、生後2~6カ月に多いとされています。
令和3年には全国で81人の乳幼児がSIDSで亡くなっており、乳幼児の死亡原因としては第3位となっています。

◆毎年11月は「乳幼児突然死症候群(SIDS)」の対策強化月間です
SIDSは、12月以降の冬期に発症する傾向があることから、厚生労働省は毎年11月をSIDSの対策強化月間と定め、SIDSに対する社会的関心を喚起するために、発症率を低くするポイントなどの重点的な普及啓発活動を実施しています。赤ちゃんをSIDSから守るため、お父さんやお母さんだけでなく、赤ちゃんの身近にいる全ての人も取り組みに協力しましょう。
国のこれまでの研究により、以下の3つのポイントに注意することでSIDS発症の危険性を低くすることができるというデータが得られています。

(1)1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせましょう
SIDSは、うつぶせ、あおむけのどちらでも発症しますが、うつぶせに寝かせた時の方が、発症率が高いことが研究で分かっています。
医学上の理由でうつぶせ寝を勧められている場合以外は、赤ちゃんの顔が見えるあおむけに寝かせましょう。これは、睡眠中の窒息事故を防ぐ上でも有効です。

(2)できるだけ母乳で育てましょう
母乳育児が赤ちゃんにとって、さまざまな点で良いことはよく知られています。人工乳(粉ミルク)がSIDSを引き起こすわけではありませんが、母乳で育てられている赤ちゃんの方が、SIDSの発症率が低いということが研究で分かっています。

(3)たばこをやめましょう
たばこはSIDS発症の大きな危険因子です。妊娠中の喫煙は、おなかの赤ちゃんの体重を増えにくくし、呼吸中枢にも明らかに良くない影響を及ぼします。妊婦自身の喫煙はもちろんのこと、妊婦や赤ちゃんのそばでは、たばこを吸わないようにしましょう。
身近な人の理解も大切ですので、日頃から喫煙者に協力を求めるとともに、喫煙している人は妊娠や育児を機に禁煙に努めましょう。

問合先:保健センター内健康推進課
【電話】42-2712【FAX】42-2713

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