皆さんは「希望をつたえるカード」をご存じですか。「希望をつたえるカード」とは、認知症の人などが望んでいること(やりたいことや続けたいことなど)を安心してスムーズに行うために、自分が使う名刺サイズのカードです。自分が望むことや、分かってほしいこと、お願いしたいことを書いておき、外出時など必要なときに見せて使います。
◆カードを使うメリット
・外見から気付いてもらいにくいことをカードで伝えられる
・自分が忘れても、カードで確認できて安心
・言葉が出にくい場合でも、カードがあれば見せて伝えることができる
・普段から持ち慣れていると、緊急時(道に迷ったときなど)や災害時に役に立つ
カードを使うかどうかや何をどのように書くかは、本人が決めることです。周りの人が決めないようにしましょう。まだまだ独りで大丈夫、という時から作り、使い慣れておくと後々の生活に役立ちます。
まずは、持って出かけてみることから始めてみましょう。町の認知症地域支援推進員などが、ご自身に合わせたカードを一緒に作成します。ぜひ、ご相談ください。
記入例:
・道に迷うことがあります。わたしが困っていたら、家までの道を教えてください。
・私は認知症です。セルフレジで支払いがしたいので、操作方法を教えてください。
カードに関することの問合先:保健福祉部高齢者福祉課
【電話】32-4567【FAX】32-4576
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