きら☆びと

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■熱き高校球児　 鷹栖町出身　Wエース
千葉　隆広さん・渡邊　翔悟さん
高校3年生の二人の球児。彼らは、各々のチームで春季全道大会に出場。今は、エースナンバーを背負い仲間とともに「夏の甲子園」に向かい奮闘。鷹栖町出身の二人のエースは、同じ大きな目標を達成するため、歩み続ける。

今回は、二人の高校球児、千葉隆広さんと渡邊翔悟さんをご紹介します。
千葉さんは、父親と小さい頃から野球をして遊んでおり、2歳から旭川市内で野球を習い始めたそうです。その後、鷹栖野球少年団に所属した千葉さんは、中学校から硬式野球の道へ進みます。現在は、旭川明成高校でエースピッチャーとして活躍しています。今年の春に千葉さんは、18歳の誕生日に春季全道大会の出場を決めました。その時のことを、「2つの意味で周りから祝われ、全道大会に出場する実感が湧き、全道で勝負できることが楽しみでした」と振り返ります。全道大会の結果は、2回戦敗退。最終回2アウト2点差で負けている状況でバッターボックスに立った千葉さん。この場面を振り返って「追い込まれるまでの甘い2球を打ちにいけなかった。気持ちを成長させて自信を持たないといけないと思いました」と、悔しさをかみしめながら語ってくれました。
ピッチャーの魅力について、「良い意味でも、悪い意味でも1番注目され、試合への影響が1番ある重要なポジションだと思うので、やりがいがあります。特に、相手の打者と直接的に対戦できるので、一球一球を楽しめることが魅力です」と、熱く答えてくれました。

渡邊さんは、小学校3年生で野球を始めました。始めたきっかけは、野球をやっていた父親の影響だそうです。北野野球少年団に所属していた渡邊さんは、中学校から硬式野球の道へ進みます。現在は、立命館慶祥高校でエースピッチャーとして活躍しています。春季全道大会の出場を決めた渡邊さんは、「勝ち続け、良い雰囲気で夏の大会に入りたいと思っていました。ほっとした気持ちの後に嬉しさがこみ上げてきました」と当時を振り返ります。一回戦、準々決勝と勝ち進みましたが、準決勝で惜しくも敗退。全道大会で印象に残っている場面を聞くと、駒澤大学苫小牧高校と戦った初戦だと言います。8回表、4点差で負けている状況で渡邊さんはマウンドを降り、ベンチで仲間のプレーを見守ります。「8回裏に逆転してくれた仲間の姿はとても頼もしく、嬉しさがあふれました」と振り返ってくれました。
渡邊さんにピッチャーの魅力について聞いたところ、「ピッチャーは一番野球で目立ち、試合の勝敗を左右するポジションだと思います。緊張や責任があることが魅力です」と、力強く答えてくれました。

少年時代を鷹栖町で野球に打ち込んだ二人ですが、実は、ほとんど一緒に野球をしたことはないそうです。野球を始めたきっかけや、経歴、ピッチャーへの想い、野球への情熱がどことなく似ている二人に、これからの目標を聞くと「甲子園出場」と、答えました。北海道の甲子園出場枠は南北各1校。二人の在校する高校は、北と南で分かれているため、揃って甲子園出場も夢ではありません。初めて対決する舞台が、甲子園となるかもしれない、今年の夏は、鷹栖町出身の二人のエースから目が離せません。