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[とかち鹿追ジオパーク]コミュニケーションの可能性を広げるアプリと気付き

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北海道鹿追町

ジオパーク活動の大きな目的は、持続可能な社会の実現です。地質遺産の話題から離れるので、意外に思う方もいるかもしれません。地球の活動に関する時間や空間スケールで物事を考えると、未来に向けてどのように行動するかが見えてきます。そして、その行動は社会を持続可能なものにつくりかえていくことと共にあります。全国組織の日本ジオパークネットワークでは、ユニバーサルデザイン(UD)やジェンダー平等に関する活動にも取り組んでいます。
最近、とかち鹿追ジオパーク・ビジターセンターでは、UDトークというアプリの運用をはじめました。話した音声を自動認識し、その場で文字にしてスマホに表示してくれます。
さらに外国語に翻訳する機能もあります。先日、聴覚に障害を持つ方々が見学に来たときに、はじめて利用しました。解説で話した内容が同じアプリを入れた各自のスマホに表示され、スムーズにやり取りができました。
このアプリを使うと色々な気づきがあります。例えば音声がきちんと認識されないとき、話し方の問題を教えてくれます。人間が聞き取りにくい声は、機械も認識できません。また、聴覚障害がなくても、音声ではなく文字で伝えた方が理解しやすい人のことを知りました。普段、当たり前にしている話し言葉でのコミュニケーションは誰かの不自由を強いていたりするのです。誰一人取り残さない社会へ意識が向きます。
UDトークを利用した展示案内に興味がありましたらぜひお問い合わせください。

問い合わせ:とかち鹿追ジオパーク推進協議会事務局(ジオパーク推進課)
【電話】67-2089

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