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(桜の守り人)クテクウシ ゆうほ村

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北海道鹿追町

鹿追町にある18キロにもおよぶ桜並木。毎年鹿追に春の訪れを告げてくれるこの並木は「クテクウシゆうほ村」の皆さんの手によって守られています。
「こんな時期に桜のおはなし?」と思うかもしれませんが、綺麗に咲き誇る一瞬のために、たくさんの時間と労力をかけてこの景色を守っている人たちのおはなしをご紹介します。

クテクウシゆうほ村(三田村忠会長、会員18人)は初代会長・大平清喜さんの呼び掛けのもと平成2年に発足しました。
設立の経緯は昭和56年にさかのぼります。同年に発生した集中豪雨「56(ごうろく)災害」(激甚災害)により、然別川が氾濫し、橋や堤防が破壊するなど甚大な被害を受けました。改修には5年の歳月と200億円以上の莫大な費用を投じました。
その後、河川の改良工事が行われたものの、川の生態が変化し、かつて川に遊びにきていた子どもたちの姿は消え、親しみのある河川の形からは大きく変わってしまいました。
その現状を憂い、然別川を以前のように潤いのある川として次世代の子どもたちに残したいとの思いから、平成2年に同団体が発足されました。
発足の年から始まった活動は、堤防18キロ区間に1500本の桜並木を造成。その後長い年月をかけて草刈りや追肥、補植作業を行ってきました。
そして今年も5月24日に補植作業が行われ、44本の桜が新たに然別川の景色に命を吹き込みました。
こうした活動の一方で、会員の高齢化が進み、会員数の減少が課題となっています。クテクウシゆうほ村では、この活動に賛同し、一緒に鹿追の景色や郷土への思いを守ってくださる仲間を募集しています。
詳細は、商工観光課(【電話】66-4034)へお問い合わせください。会の代表におつなぎします。

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