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自治体の皆さまへ

鹿追町議会 町政執行方針を表明(令和5年度 第2回鹿追町議会定例会)(2)

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北海道鹿追町

◇農業委員会関係
農業・農業者の公的機関として、農業経営体の維持確保を目指し、優良農地を確保しながら、担い手への集積・集約等を図り、鹿追町農業が持続的に発展するよう農地行政を推進してまいります。

◇保健福祉関係
新型コロナウイルス感染症への対応につきましては、町民の皆さまが安心してワクチン接種を受けられる体制を継続してまいります。
障がい福祉関係につきましては、瓜幕バイオガスプラントの水耕栽培ハウスにおける就労継続支援B型事業開始に向け、利用者の送迎用車両を購入し、利用者の支援を行ってまいります。
また、高齢者福祉関係につきましては、地域住民が気軽に集まり、閉じこもり予防や仲間づくりなどをするための地域ふれあいサロン事業に対する補助制度を設け、住民主体の活動を支援してまいります。

◇子ども・子育て関係
園児送迎用バスの置き去り防止支援装置の設置義務化に伴う装置を整備し、バスの乗車・降車時における幼児等の所在の確認を確実に行い、さらなる安全管理の徹底に努めてまいります。
また、こども家庭庁への事業移管に伴う全ての妊産婦、子育て世帯、子どもへ一体的に相談支援を行う機能を有する「こども家庭センター」の設置に向けて、現行の児童福祉と母子保健の意義や機能を維持した上で体制を整え、支援の充実・強化を図ってまいります。

◇商工観光関係
観光関係につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染症法5類移行を受け、春の訪れとともに人々の往来が日増しに増えています。入込客数が今後、回復傾向にある中で、町内事業所、観光協会等の関係機関と連携し誘客促進、観光消費の拡大を図ってまいります。
また、ナショナルサイクルルート「トカプチ400」のサブルートとして町内2路線が認定を受けたことから、今後はさらなる認定とロードバイクを含む多様なサイクルツーリズムを関係団体とともに検討してまいります。
商工業関係につきましては長引くコロナ禍での消費減少や急激な物価上昇の影響で落ち込んだ地域経済を上向きにするため商工会等の関係機関と連携を密にし、支援事業に取り組んでまいります。
また、町内イベント等の開催はコロナ禍以前に戻ることが予想され、多くの人出が期待されます。実行委員会等の関係団体と協議し、効果的な支援策を講じてまいります。
ふるさと納税につきましては、魅力ある返礼品の開発および掲載、効果的な広告運営を進めるため、中間委託事業者を選定し、寄付額増加に向けて取り組んでまいります。

◇ジオパーク関係
ジオパーク活動を通じ、注目を集めることとなった「鹿追産のオパール(北海道石を含む)」や、「エゾナキウサギ生息地」の保全は、関係機関と協力して取り組んでまいります。
また、今年12月には、日本ジオパーク認定から10年の節目を迎えることから、記念事業などを通して、改めて活動の裾野を広げ、これらの活動を「鹿追型ゼロカーボンシティ」と協調して行い、ジオパークの理念でもある持続可能な地域づくりに努めてまいります。

◇建設関係および公園・花関係
道路関係につきましては、老朽化した融雪剤散布機の更新と、市街地区および農村地区の歩道改修を実施し、道路環境整備に努めてまいります。
国道、道道につきましては、未改修区間の解消に向けた改修をはじめ、新たに地域からの要望があった北瓜幕地区の冬季の安全対策について、要請活動を展開してまいります。
河川関係につきましては、緊急浚渫推進事業債を活用し、池戸川の土砂撤去とクテクウシ川の樹木伐採を進めてまいります。
住宅関係につきましては、もみじ区団地町営住宅の老朽化に伴う修繕を実施するとともに、引き続き、公営・町営住宅の維持修繕に努め、住環境の整備を進めてまいります。
水道関係につきましては、高台地区の取水ポンプ更新事業により安定供給に努めるとともに、市街地区についても取水施設整備に伴い、簡易水道事業変更認可の手続きにより、順次事業を進めてまいります。

◇消防関係
地震をはじめ、台風や集中豪雨など、大規模な自然災害が全国各地で発生している状況を踏まえ、消防施設整備の充実・強化として、「鹿追消防団第一分団の水槽付き消防ポンプ車」の更新を進めてまいります。

◇学校教育関係
将来の予測が困難な現代において、地域の多様な資源を生かし、「地域社会全体の幸せの向上」と「持続可能な地域づくりを担う人材育成」のため、本町教育の基本的な方針を示す「教育大綱」に基づき、「まちづくり」と調和しながら生涯に渡って探究し続けるまちづくりを推進してまいります。
また、さまざまな分野、地域で国際社会の一員として活躍できる人材育成を目指し、文部科学省が普及促進する教育プログラム「国際バカロレア」の認定に向け、主体的・対話的な深い学びの充実を図ってまいります。

◇社会教育関係
社会教育につきましては、生涯に渡って学び続ける環境整備のため、地域脱炭素事業として、スポーツセンターの照明をLED化するとともに、コロナ禍で停滞していたこども体験活動およびスポーツ振興活動や神田日勝記念美術館開館30周年記念事業の推進など、芸術文化活動の充実を図ってまいります。

◇町立国民健康保険病院関係
町民の健康と生命を守るため、地域における基幹病院として、通常診療に加え、訪問診療や専門科診療を継続して実施するとともに、救急告示医療機関として24 時間365日、救急患者の受け入れ体制を継続し、今後も町民の方に寄り添った、温かい病院づくりに努めてまいります。

◇結びに
以上、今回政策予算として提案する施策を中心に説明申し上げました。
私に与えられた4年間の任期においても、常に町民の声に耳を傾け、議会とのコミュニケーションを取りながら、持続可能で、あらゆる世代が安心して暮らせるまちづくりを進めてまいります。
議員各位からご指導賜りますよう心からお願い申し上げまして、執行方針の説明といたします。

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