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■(健康推進係)高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施事業を開始します
～フレイルを予防して健康で元気に過ごすために～

◆健康寿命を伸ばそう!
令和2年4月より「高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施」という新たな制度が国により整備されました。これは健康づくりと介護予防を分けて考えるのではなく、一体的に実施することを目指すものです。
鹿追町においても、今年度より本事業を開始し、後期高齢者の皆さまの健康増進・フレイル予防に向けて、次のように取り組みます。

◇取組内容
健診や医療・介護に関するデータから、後期高齢者の皆さまの健康状態を確認し、取り組みにつなげていきます。

・個別の支援
対象となる方には個別に訪問などを行います。
(1)健診を受けていない方や医療機関にかかっていない方などへ保健師が個別に訪問し、必要に応じて、健診受診や介護保険申請などをお勧めします。
(2)歯科医院を受診しておらず、お口の健康状態の確認が必要な方へ保健師が個別に訪問し、歯科検診などをお勧めします。

・老人会などへの健康教育
各地区の老人会およびシルバー体操教室の参加者へフレイル予防の健康教育を行います。また、参加者の健康状態の確認を行います。

◆フレイルって?
フレイルとは、「加齢とともに、心と体の働き、社会的なつながりが弱くなった状態」のことで、健康と要介護の中間の段階を指します。

フレイルは大きく3つの種類に分かれます。
(1)身体的フレイル
筋肉が衰える、運動機能の低下など
(2)精神・心理的フレイル
うつ状態・認知機能の低下など
(3)社会的フレイル
人との交流の減少など

(1)～(3)は生活習慣や心身の状態によって、複雑に絡み合いながら進行していきます。

早期にフレイルの状態を見つけて対策を行えば、元の健康な状態に戻る可能性があります。介護にならず、健康な生活を継続できる可能性が広がります。

◆フレイル予防のポイント
健康で元気に過ごすためには、適切な栄養摂取、お口の健康、運動、社会参加が大切です。生活の中に、自分に合った方法で取り入れてみましょう。

◇ポイント1
・適切な栄養摂取
1日3食バランスよく、よく噛んで食べましょう。
特にたんぱく質は、筋肉や臓器など体を構成する要素として、非常に重要なものです。たんぱく質を意識して摂り、低栄養を防ぐことが大切です。

◇ポイント2
・お口の健康
お口の健康は、全身の健康に関係しています。定期的に「歯科検診」を受け、必要な場合は早めに治療を受けることが大切です。また、お口の機能が落ちないように、お口の体操を行いましょう。
鹿追町では、1年を通して20歳以上の町民を対象に鹿追東町歯科医院(【電話】67・7100)で「歯科検診」を実施していますのでぜひご活用ください。
※要予約、費用500円

◇ポイント3
・運動
運動を習慣づけ、体力を保ちましょう。運動には食欲や心の健康にも良い影響があります。また、筋力を維持して自立した生活を送ることにつながります。
トリムセンターでは、60歳以上の町民を対象に、イスに座ってヨガなどを行う「シルバー体操教室」を月2回程度行っています。教室に興味のある方は、保健福祉課健康推進係(【電話】66・4037)までご連絡ください。

◇ポイント4
・社会参加
生きがいや楽しみ、目標を持ち続けることが大切です。各地区の老人会やシルバー体操教室など「通いの場」に参加してみましょう。

以上のポイントを心がけて、健康で元気に毎日を過ごしましょう。
トリムセンター内　保健福祉課では、健康や介護に関することの相談ができますので、お気軽にご相談ください!

問い合わせ：
保健福祉課(トリムセンター内)【電話】66-1311【FAX】66-1818
健康全般に関すること…健康推進係【電話】66-4037
介護に関すること…包括ケア係【電話】66-1311