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私たちの友達が会いにきてくれました~2023ストニィプレイン町友好訪問団~(2)

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北海道鹿追町

◆遠い距離が教えてくれたこと
楽しかった時間はあっという間に過ぎ去り、迎えた9日目の朝。町民ホールでさよなら朝食会が行われ、別れの時を迎えました。会場となったのは「ストニィプレインホール」。今回対面式を行なった出会いの場でもありました。
短い期間ながらも密度の濃い時間を過ごした9日間。そのかけがえのない日々の思い出を胸に、笑顔で再会を誓う人、涙を流しながら別れを惜しむ人。たくさんの「ありがとう」が溢れた瞬間でした。
そしていよいよ別れの瞬間。バスが見えなくなるまで手を振り続け、11人の訪問団は鹿追町を後にしました。

鹿追には「ストニィプレイン通り」と名のついた道路があり、人々はその道路を行き交いながら生活を営んでいます。公共施設に掲揚されている鹿追町旗の横にはス町の旗がはためき、学校ではカナダのことについて学びます。訪問団や長期滞在の人々が定期的に訪れ、秋になると鹿高生は短期留学でカナダへと飛び立ちます。このどれもがとても自然に、私たちの生活の一部となっています。
私たちは日頃この「トクベツ」になかなか気付きません。会うことが難しかったこの日々は、当たり前のように存在する日常がいかに私たちにとって大切だったのかを教えてくれました。

◆「また今度」。
「また今度会おうね」が実現しなかったこの4年間。どんなに通信技術が発達しても、オンラインでは別れの涙を拭い合えないし、AIはハイタッチした手のひらの温度を伝えてはくれません。今、この瞬間に同じ場所にいることで伝わる表情の機微、会話の間、感じた気持ち。これらを共有した時に生まれる「絆」を、ス町と鹿追町は38年もの間大切に紡いできました。そして今年の秋もまた、鹿高生がカナダへと旅立つ予定です。
「また今度」を今度こそ。ス町と鹿追の交流はこれからも続いていきます。

◆写真で振り返る Memories
滞在3日目には然別湖を観光したり、書道体験を行いました。また、禅昭寺では座禅を体験。その後訪れた鹿追神社では、鹿高生がオリジナル紙芝居で、鹿追神社にお祀りされている神様のことをご紹介しました。

滞在も終盤に差し掛かった7日目の夜、鹿追町では花火大会が開催されました。会場にはホストファミリーに浴衣を着せてもらった訪問団の人たちの姿が。日本のお祭りを満喫し、夜空に咲く大輪の花たちを見上げ、日本の短い夏をホストファミリーたちと満喫していました。

Day1:ホスト家庭対面式
Day2:ホスト家庭と交流
Day3:書道体験/然別湖観光/禅昭寺座禅体験/鹿追神社
Day4:こども園・小中学校訪問/町民による歓迎会
Day5:鹿追高校訪問
Day6:阿寒湖畔視察/古式舞踊鑑賞
Day7:ホスト家庭と交流/鹿追町花火大会
Day8:ホスト家庭と交流
Day9:さよなら朝食会/東京観光ののち帰町

問い合わせ:企画課
【電話】66-4032

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