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令和6年度 町政執行方針(4)

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北海道鹿部町

■生活環境対策
次に、生活環境について申し上げます。
本町の自然環境と調和した持続可能な循環型社会の形成に向けて取り組み、町民皆様が今後も快適に暮らせる生活環境づくりを進めて参ります。家庭から排出されるごみの減量化・資源化対策については、生ごみ減容化容器購入助成事業など、引き続きごみの排出抑制の推進に取り組んで参ります。
不法投棄の未然防止対策として、監視パトロールや監視カメラ設置のほか、注意喚起の看板や広報による啓発活動も引き続き実施し、不法投棄の抑制に努めて参ります。
生活排水対策につきましては、公共水域への生活排水の流入対策を進めるうえで、個別による合併処理浄化槽整備による生活排水対策を進める方針とし、国の交付金を活用した支援実施に向け事務を進めて参ります。
また、清掃活動については、毎年、各町内会、事業所、ボランティア等の協力により実施しておりますが、令和5年度からは、本町の美しい海を守り育てるため、町民総ぐるみによる海岸清掃を実施しております。今年度につきましても事業を継続し、住民意識の向上を図るとともに、生活環境の保全に努めて参ります。

■交通安全・防犯対策
次に、交通安全・防犯対策について申し上げます。
支援事業として、令和3年5月から運転免許証を自主返納された方々に対しまして、「交通系ICカード支援事業」を行っておりますが、令和6年度につきましても引き続き実施して参ります。
また、交通事故防止および犯罪防止については、町民、関係機関及び各種団体等と連携し、町民総ぐるみ交通安全運動や防犯パトロールなど、引き続き実施するとともに、危険箇所などには啓発看板、交通安全旗および防犯旗等を設置して、交通事故のない安全で住みよいまちづくりを目指して安全対策を講じて参ります。

■消費者対策
次に、消費者対策について申し上げます。
生活形態が著しく変化する中で悪徳商法や特殊詐欺事件が相次ぎ、特に高齢者をターゲットにする犯罪が例年多発していることから、消費者の方々を保護する取り組みが益々重要と考えております。
広報誌や敬老会等で幅広い注意喚起を引き続き行い、消費生活に関する知識が更に深まるよう、様々な情報を発信し、町民の皆様が安全で安心した暮らしができるよう持続的に消費者対策に取り組んで参ります。

■国民年金事業
次に、国民年金事務について申し上げます。
国民年金事業については、年金に関する各種届出や保険料の免除・猶予申請、年金受給に係る請求などの手続きについては、町の受託事務とされていることから、引き続き、適切に対応するとともに各種年金制度の周知や相談業務に努めて参ります。

■土木・建築関係
次に、土木・建築関係について申し上げます。一般国道278号については、災害時の避難路としての役割を担う道路でありますので、安全確保などの観点から、必要な施設整備を引き続き、函館開発建設部へ要望して参ります。
道道大沼公園鹿部線の駒見地区における土砂災害対策について、北海道では、令和2年度から対策工事を進め、令和4年度で完了しておりますが、大雨による通行規制解除に向けて、令和5年度から地滑り観測を継続し、その結果を基に事前通行規制の解除に向けた検討を進める予定であります。
町民皆様の安心・安全と地域経済の安定が、より早く確保されるよう、引き続き、要望して参ります。
道道鹿部停車場線については、近年増加している歩行者の安全確保対策として、北海道では路肩拡幅工事の実施に向け調査を進めています。引き続き、歩行者の安全がより早く確保されるよう要望して参ります。
幹線町道整備では、令和4年度に策定した道路整備計画に基づき必要な予備設計等を進めております。令和6年度については、予備設計から必要とされる常呂山道路線の用地取得に向けた地権者への意向確認を進め、改良に向けた準備を進める予定です。また、財政負担の軽減等から活用する補助金について精査を進め、整備計画の見直しを進めていきます。
宮浜道路線については、認定こども園の建設予定地に隣接する区間に歩道がないことから、令和6年度から拡幅改良および歩道整備に着手いたします。また、本別地区の市街地とバイパスを結ぶ避難ルートの確保に向けた事前調査も完了しており、整備に向け、最終協議を進める予定でおります。
維持工事については、令和6年度に道路交通の安全確保と排水施設の機能回復を図るため、町道本別4号線の局部的な舗装の打ち替えと側溝の敷設替え工事を実施いたします。
また、舗装補修や側溝清掃、区画線の補修などについても、必要に応じ実施します。
橋梁については、平成24年度に策定した橋梁長寿命化計画に基づき、危険度が高いと診断された、尻無川橋の改修工事を実施いたします。本橋梁は、上流部地先の山林で現在も林業を営む方々が木材の搬出のために利用され、また、災害等により国道278号が寸断された場合の重要避難路として需要がある橋であることから、社会整備資本総合交付金を活用し改修工事を実施いたします。

■海岸関係
次に、海岸関係について申し上げます。
本別海岸の保全対策では、海浜地を保護し、安定させるための離岸堤および消波ブロックの設置について、引き続き、北海道へ要望して参ります。
また、宮浜、大岩地区の補修完了箇所以外については、離岸堤の状況を注視しながら、引き続き、北海道へ要望して参ります。

■河川関係
次に、河川関係について申し上げます。
本町では、近年の局所的豪雨の増加など、河川環境の変化による課題を踏まえ、令和3年度から河川整備計画の策定に着手し、令和5年度に完了しております。令和6年度からは、計画において優先度の高い河川から、防災や減災に向けた対策を検討するとともに、監視の強化を図り、被害を最小限に食い止めることができる体制に努めて参ります。

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