市では、集客・消費の促進による地域経済の活性化のため、空き店舗などで事業を始めるかたへの支援や、古民家(旧今井家住宅、旧平井家住宅)でのトライアルサウンディングを行っています。
※古民家トライアルサウンディング(写真)については、2 ページに掲載
■商店街空き店舗等出店促進補助金
市内の5か月以上使われていない空き店舗や空き家で事業を始めるかたに対して、改装費などを補助します。(最大80万円)
▽補助金の交付実績
平成27年度から令和4年度まで
合計36件
◆補助金を利用したかたにお話を伺いました
▽la falaise(フランス料理店)
佐倉の地域性を生かした店づくりを
オーナーシェフ 兼坂さん
地元である佐倉で、地場の野菜や自家菜園のハーブを使ったフランス料理店を持ちたいと考えていました。
店舗を探すにあたっては、土地勘を生かして駅の近くで交通の便が良い地域を重点的に探し、希望通りの店舗を見つけることができました。開業時には、空き店舗を活用した出店への支援制度を利用できたので、とても助かりました。
まちの窓口となる京成佐倉駅が近いこともあり、市内外問わず多くのお客様にお店をご利用いただいています。
これからも美味しい料理と楽しい時間を提供し、佐倉の魅力を伝えていけたらと思っています。
▽学習塾ダーナ(学習塾)
補助金は開業の後押しになると思います
塾長 野中さん
当塾では、中学生から社会人を対象とした個別指導や英語の集中講習などを中心に、一人ひとりの個性に合わせた指導を行っています。
地元佐倉での開塾を考え、志津周辺で物件を探していたところ、空き店舗になっていたこの場所を見つけました。
オープンに向けた準備をする中で補助金のことを知り、外壁の看板設置などの費用に活用しました。当初は、看板を見て入塾する生徒もおり、宣伝の一つとして有効活用できました。
開業にはいろいろな費用がかかるので、補助金があることは起業したい人にとって後押しになると思います。
◆担当者から 商店会や事業者の皆さんと一緒に地域の活性化を目指します
商工振興課 杉山主査補
▽空き店舗の活用でまちをにぎやかに
佐倉市の商店街は、駅周辺を中心として、古くからある老舗や駅開発とともに一代で築き上げた店、市外から引っ越して新たに開店した店などが多くあります。それぞれの特徴を生かした経営をしていますが、高齢化や人の流れの変化により、一部では空き店舗が目立つ状況となっています。
市では、商店街活性化や創業支援のため、平成27年度から「商店街空き店舗等出店促進補助金」を交付しています。現在は、商店街とその周辺に加え、市内全域を補助金の対象地域とし、市全体の活性化につながるよう取り組んでいます。
制度を利用したかたから、「資金繰りの助けになった」という声をいただくだけでなく、地域のかたからも、「まちがにぎやかになって良かった」「新しいお店がオープンするのは楽しい」といった感想をいただいています。
▽市内のお店をぜひご利用ください
市では、この他にも、商店会のお祭りや駅前も、見かけたことがあるのではないでしょうか。
今後も、商工会議所などとも連携し、頑張っている商店会や事業者の皆さんへ、さまざまな形で支援を行っていきます。
皆さんも、ぜひ、いろいろなお店に立ち寄ってみてください。
※交付条件などの詳細は、市ホームページ(右記)をご確認ください。
※二次元コードは、本紙をご覧ください。
※必ず、着工前に商工振興課へご相談ください。
問合せ:商工振興課
【電話】484-6145
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