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自治体の皆さまへ

平和の大切さを未来へつなぐために 佐倉市の平和行政(1)

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千葉県佐倉市

皆さんは、普段の生活で、平和について考えながら過ごすことはありますか?
かつて、私たちが暮らすこの国、このまちが戦争のただなかにあった時代がありました。
市では、戦争の悲劇を忘れず、誰もが望む恒久の平和を実現するために、さまざまな平和施策を行っています。

■市民共通の願い 平和都市宣言
市では、戦後50年目に当たる平成7年に、安らぎに満ち、健康で平和な生活を維持することを市民共通の願いとして、「平和都市宣言」(右記)を含む「佐倉市平和行政の基本に関する条例」を制定しました。
条例の第2条には、基本原則として「佐倉市は、日本国憲法の基本理念である恒久平和の実現に努めるとともに、市民が平和で安全な環境のもとに、人間としての基本的な権利と豊かな生活を維持できるよう、平和都市を宣言し、この精神に基づき平和行政を推進する。」と謳われており、市では、それに基づいて、さまざまな事業に取り組んでいます。

▽平和都市宣言~非核三原則を守り核兵器廃絶をめざして~
豊かな自然に恵まれた歴史と文化のまち佐倉。この良好な環境のなかで、やすらぎに満ち、健康で平和な生活を維持することが佐倉市民共通の願いです。
佐倉市民は、悲惨な紛争や戦争のない世界を強く願い、軍縮の推進はもとより、特に、人類および地球の破滅につながる核について非核三原則を守り、核兵器の全面禁止と廃絶をめざして、最大の努力をしなければなりません。
戦後50年目の年にあたり、佐倉市民は、戦争の犠牲者に追悼の誠を捧げ、国際社会の一員として、国際協調の視点をふまえ、世界の恒久平和を実現するために「平和都市」を宣言します。
平成7年8月15日 佐倉市

■戦争体験者の声を聴く 小学校祈念講話と映画会
教育委員会と連携し、市内小学校に、戦争を体験されたかたを招き、戦争中の暮らしや食糧事情、空襲体験などを子どもたちに伝える平和祈念講話を開催しています。
また、平和教育に関する映画の上映、戦時中の写真掲示なども行っています。
令和4年度は、小谷孝子さん(八千代市在住)に、自らの被爆体験を腹話術を交えて、分かりやすく小学校の生徒に伝えていただきました。真剣な顔つきで話を聞いていた小学生たちからは、たくさんの質問が小谷さんに向けられ、戦争や平和に対する関心の高さがうかがえました。

▽小谷孝子さんから、メッセージをいただきました
講話のとき、真剣に話を聞いてくださる生徒さんの姿に感謝しています。
こちらが「お友達や家族と、平和の大切さについて話し合って、バトンを繋いでくださいね」とお願いすると、「はい、繋ぎます」という元気な返事が返ってきて、とても励まされています。
これからも皆さんと一緒に、「世界の平和」を実現していきたいと思っています。

■戦没者の追悼と平和祈念 佐倉市平和式典
佐倉市平和式典では、正午の黙とうに続き、「佐倉平和の鐘」を鳴らし、戦没者の追悼と平和を祈念します。
また、式典では、広島、長崎に派遣した平和使節団の活動報告も行っています。
※佐倉市平和式典の様子を8月15日(火)午前11時55分からライブ配信するほか、後日視聴することも可能です(右記参照)
※二次元コードは、本紙をご覧ください。

▽平和祈念の黙とうを-8月15日(火)正午
8月15日は、「戦没者を追悼し、平和を祈念する日」です。全国戦没者追悼式では、正午の時報を合図に1分間の黙とうが行われます。ご協力ください

※2ページでは、「佐倉平和使節団」の取り組みを紹介しています。

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