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南房総市の民話

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千葉県南房総市

■「威武山正文寺(いぶさんしょうぶんじ)」 第204話 生稲謹爾(いくいなきんじ)
今からおよそ五百年前の大昔、中三原(なかみはら)に三原城(みはらじょう)と呼ぶ城がありました。
いろいろな伝説が語り継がれており、三原城(中三原)と三原城山城(みはらじょうやまじょう)(中三原神田)の二つの城が存在していたというのです。
三原城のあった中三原に、山門高く広い境内の寺院がありますが、それが名高い威武山正文寺(日蓮宗)です。開創は天正(てんしょう)二年(一五七四年)です。
正文寺は古い歴史を有する由緒あるお寺ですから、真田源吾一族の菩提寺(ぼだいじ)でもあり、戦国時代に、小田原の北条氏との戦いに敗れて戦死した、三浦道寸(どうすん)の供養塔も存在します。
この史跡のあったところに、どういう訳で広い境内のある寺院が建てられたかは不明です。大昔の寺院にはよく起こったことですが、正文寺も例外ではなく、江戸時代・大正時代に起きた火災で寺院の建物などを失いましたが、今は再建されています。

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