令和4年度ふるさと納税総寄附額 4億3845万8千円(1)

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ふるさと納税制度は、「ふるさとを応援したい」という思いを、地方公共団体への寄附金という形で表す制度です。
寄附を行うと、個人住民税の控除が受けられる仕組みになっており、寄附先は出身地に限らず、全都道府県・市町村から自由に選ぶことができ、「故郷への恩返し」という面に加え、「好きな地域を応援する」という面も持っています。
ふるさと納税をお申込みいただく際、4つの事業メニューから寄附金の活用先を選んでいただきました。事業メニューごとの寄附件数、寄附額は次のとおりです。

(1)子どもたちの笑顔を育む事業…7173件/1億2950万1千円
(2)自然環境を活かした地域づくり事業…4272件/7706万1千円
(3)市民が主役のまちづくり事業…778件/1374万6千円
(4)市長におまかせ…12348件/2億1815万円
合計…24571件/4億3845万8千円

■寄附金の使いみち
ふるさと納税で全国から寄せられた寄附金は、市が実施する様々な事業の予算として活用します。
令和4年1月1日から12月31日までにいただいた寄附金を活用し、令和5年度に取り組む主な事業は次のとおりです。
ふるさと納税を活用して実施する事業のうち、一部をご紹介します。

■子どもたちの笑顔を育む事業
“南房総市の未来を担うすべての子ども達のいきいきとした「笑顔」を継続するために活用します。”
□子ども医療費助成事業
0歳から中学校3年生までのお子さんが医療機関を通院、または入院した場合、健康保険の適用となる医療費の自己負担額の全部または一部を助成します。
なお、令和5年8月1日診療分から、子ども医療費の助成を高校3年生まで(18歳に達する日以降の最初の3月31日までの子ども)拡充します。

□発育発達支援事業
小集団遊び「きらりんくらぶ」や、臨床心理士が相談にのる「幼児相談」、言葉の発達に関する「ことばの相談」、理学療法士による「個別リハ」など、発育発達に心配のあるお子さんを対象に、専門家の助言を受けられるよう支援しています。

□放課後児童健全育成事業
共働き世帯などの小学生のために放課後や夏休みに過ごす遊びと生活の場を提供するため、市内5か所に学童保育所を設置し、ほか2か所の民間学童クラブの運営を支援しています。

□拠点施設管理運営事業
子育て支援センターほのぼのの運営費などに活用します。妊娠期から幼稚園入園前までの親子が利用できる施設として、子育て世代を応援する活動を行っています。同じ年齢の子どもが親子で参加する教室、季節に合わせたイベントなどを実施します。

■自然環境を活かした地域づくり事業
“「青い海、緑豊かな山に囲まれた美しいまち並みが、いつまでも当たり前であるように」維持・継承のため活用します。”
□里山づくり拠点整備事業
ハイキングや子どもたちの学習の場として活用される場所であり、野生動物が生息する場所として大切な里山の維持管理を、地元の団体に委託し、年間を通してハイキングコースの美化や管理を実施しています。

□森林環境保全直接支援事業
森林は木材などの林産物を生産するだけでなく、県土の保全、水資源の涵養、地球温暖化防止など様々な機能を持っており、私たちの生活に欠かせないものです。
造林・間伐・下刈りを行い森林の環境保全に努めています。定期的な間伐を行うことにより、良質な木材を生産できるよう努めています。

□公園・遊歩道管理事業
観光振興および来訪者の利便性を図るため、自然を活用した、ゆっくりゆったり快適に過ごせる空間づくりや健康増進を目的に、40か所以上の観光公園・遊歩道・登山道の維持管理を行っています。

□河川等水質検査
市内の河川などの44地点で採水、検体の分析を行い水質汚濁の状況を確認しています。水質検査の結果は、水質を保全する対策を検討するための基礎データとなります。

□雑排水処理施設維持管理事業
家庭排水による水質汚濁を抑制するために家庭浄化槽設置補助のほかに雑排水処理施設を設けています。
雑排水処理施設は自然豊かな磯根資源の維持や海水浴場の水質保全のため、24時間稼働しています。排水路から排水を汲み上げて浄化したのちに海に返しています。

□不法投棄防止対策事業
不法投棄監視員による監視区域内のパトロール等を行っています。
不法投棄頻発箇所には監視カメラを設置し、生活環境の保全、美しいふるさとづくりに努めています。

□環境都市づくり推進事業
市の環境基本計画に基づき、地球温暖化対策、ごみの減量化、環境学習など事業者および市民などと協働で取り組んでいます。環境ポスター・環境標語コンテストの入賞作品は、毎年エコライフ★カレンダーに掲載。児童・生徒がポスターで呼びかけたメッセージは、カレンダーになって家庭に配布され、環境啓発に役立てています。