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自治体の皆さまへ

9月は風水害が多い時期 備えはできていますか?(1)

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千葉県南房総市

■自然の脅威 風水害に備えよう
日本周辺では、年平均26個の台風が発生し、全国各地に強風や大雨による被害をもたらしています。
また、集中豪雨による水害や土砂災害なども後をたちません。2010年~2019年の10年間で風水害による死者・行方不明者は942人、住家被害は、85,443件にも及んでいます。
風水害は山間部や河川部でのみ発生するものと考えがちです。しかし近年では、集中豪雨により都市部のライフラインが壊され、地下室に水が流れ込んで死者が出るなど、新しい水害も生じています。

□台風とは
強風や大雨を伴った熱帯低気圧のことで、最大風速がおよそ毎秒17m以上で「台風」と呼ばれます。
台風の接近が予想されたら、気象情報に注意し、対策して被害を最小限に抑えましょう。

台風の強さの階級

台風の大きさの階級

□集中豪雨とは
同じような場所で数時間にわたり集中的に強く降る雨を集中豪雨といいます。気象庁では、雨量に応じて判断の目安となる情報を提供し、災害のおそれがあるときは注意報や警報などを発表します。

・大雨によって災害が起こるおそれのあるときは「大雨注意報」や「洪水注意報」、重大な災害が起こるおそれのあるときは「大雨警報」や「洪水警報」、さらに数十年に一度の重大な災害が起こるおそれが著しく大きいときは「大雨特別警報」が発表されます。
・数年に一度発生するような短時間の大雨を観測・解析したときには「記録的短時間大雨情報」が発表されます。この情報が発表されたときは、お住まいの地域で土砂災害や浸水害、中小河川の洪水の発生につながるような猛烈な雨が降っていることを意味しています。

□集中豪雨は危険なんです!
・[短時間の大雨による水位の上昇]
河川、渓流、用水路などは、激しい雨が降ることやまわりから水が流れ込むことで、数分から数十分で危険な状態となります。

・[離れた場所の雨でも影響する]
自分のいる場所で強い雨が降っていなくても、上流で降った雨が流れてきて、下流の地域では危険な状態になる場合があります。

・[注意報・警報が出ない雨でも災害が発生する]
大雨や洪水の警報、注意報の発表基準に達していないわずかな雨でも災害が発生するおそれがあります。

■水害・土砂災害の防災情報の伝え方を再度、確認しましょう!
避難情報や防災気象情報は5段階の「警戒レベル」を用いてお伝えしています。
これまでの警戒レベル3の「避難準備・高齢者等避難開始」が「高齢者等避難」に変更され、警戒レベル4の「避難指示(緊急)・避難勧告」が「避難指示」に変更されました。警戒レベル5の「災害発生情報」は既に地域で何らかの災害が発生または切迫した状況であることを示す「緊急安全確保」となります。
避難情報は、発令する地域を併せて発表します。(例、○○川流域、○○地区土砂災害警戒区域など)対象地域の皆さんは、お互いに声をかけあって安全・確実に避難しましょう。
警戒レベル3、4が発令されましたら危険な場所から避難をしましょう。ただし安全を確保できているのに、危険を冒してまで移動する必要はありません。


※1 市町村が災害の状況を確実に把握できるものではないなどの理由から、警戒レベル5は必ず発令される情報ではありません。
※2 避難指示は、これまでの避難勧告のタイミングで発令されることになります。
※3 警戒レベル3は、高齢者など以外の人も必要に応じ普段の行動を見合わせ始めたり、避難の準備をしたり、危険を感じたら自主的に避難するタイミングです。

・警戒レベル5は、すでに安全な避難ができず命が危険な状況です。警戒レベル5緊急安全確保の発令を待ってはいけません!

・避難勧告は廃止されます。これからは、警戒レベル4避難指示で危険な場所から全員避難しましょう。

・避難に時間のかかる高齢者や障害のある人は、警戒レベル3高齢者等避難で危険な場所から避難しましょう。

((2)へ続く)

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