多古中央病院から

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■院長就任あいさつ
文/多古中央病院院長　片倉　達(かたくら　たつし)

多古町の皆さんこんにちは、2023年4月より多古中央病院院長を拝命いたしました片倉達と申します。
多古中央病院との出会いは、26年前になります。1997年から、千葉大学第1外科学(現臓器制御外科学)の関連病院である当院にて、1年間お世話になりました。アットホームで、各部署が協力的な垣根のない理想の病院でした。職種にとらわれない、人と人の関係で働く環境。いつの頃からか、就職するなら多古にすると決めていたような気がします。
2009年4月から、再び多古中央病院で働かせていただくことになりました。小久保院長、藤崎副院長をはじめ、職員の協力のもと前院での経験を生かし、2つの手術を導入させていただきました。1つ目は腹腔鏡下胃切除・大腸切除術です。当時は、どの病院でも受けられる手術ではありませんでした。2つ目は、局所伝達麻酔下鼠径部ヘルニア根治術です。腰椎麻酔や全身麻酔で行われることが多く、東総エリアでは標準術式として導入しているのは当院だけとなります。最大のメリットは、高齢者でも安全に受けられることです。早いもので約13年の月日がたち、1、000例以上の手術に携わってまいりました。残念ながら合併症が起こり、回復に苦慮することもありましたが、乗り越えることができたのは、スタッフの頑張り、そして何より患者さんの頑張りだと思っています。
また、日頃から皆さんに多くの感謝の言葉をいただいています。患者さんからの笑顔や感謝に、医療従事者は支えられています。改めて病院スタッフを代表してお礼を申し上げ、院長就任のあいさつとさせていただきます。
「こちらこそありがとう」

[病院便り]
多古中央病院の受付時間は午前11時30分までとなっています。それ以降は、医師も検査や手術などで対応できないこともあるため、受診前に、必ず確認の電話をお願いします。

【電話】76-2211