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多古町農業体験記

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千葉県多古町

■多古町 中村小学校×東京都 駒場学園高等学校稲刈り体験
暦の上では秋とされる9月7日。中村小学校の4年生と5年生が学校の近くにある大木さんの田んぼで稲刈り体験をしました。秋とは名ばかりの暑さの中、そんな暑さをものともせず、楽しく一生懸命に稲刈りをした子どもたち。
今回行われた稲刈り体験は、20年以上も続く中村小学校の伝統行事となっています。町の魅力である農業を知り、触れることで、さらに多古町を好きになるきっかけになることを願います。

■食と触れ合う貴重な体験を
◇農業体験を行っている大木幸夫さん
農業体験は私が40代の頃に町から勧められたことがきっかけで始めて、かれこれ20年以上も続けています。自分の孫にも、この田んぼで米作りを教えました。
春は、はだしで田植えをし、秋には実った稲穂を刈り取る。子どもたちにとっては普段触れることがない貴重な体験です。
これからも農業や子どもたちの体験学習は続けていきたいと思っています。この取り組みを通じて、子どもたちが農業に触れるきっかけを作っていきたいです。

■都内の高校生が農業体験へ
9月9日に東京都世田谷区にある駒場学園高等学校食物調理科の1年生が、たちばなファーム主催の農業体験に参加しました。
駒場学園高等学校は調理師養成施設の指定を受けており、有名ホテルのシェフや料亭の板前などを多く輩出しています。
そんな食のプロフェッショナルの卵たちが多古町を訪れるのは、今年で3年目になります。桜宮自然公園で、4月に自分たちで田植えをした稲を刈り取り、脱穀機による脱穀を体験。昼食は釜屋支店でたちばなファームで取れた新米を味わいました。
刈り取った稲は学校に持ち帰り、9月17日、18日に行われた文化祭で、多古町の野菜、元気豚を使用した彩り弁当として販売されました。
この取り組みをきっかけに、多くの方々に多古米の魅力が伝わっていくことを期待しています。そして、彼らが将来どこかで多古町と関わりを持ってくれることを楽しみにしています。

■笑顔を届ける管理栄養士に
◇駒場学園高等学校食物調理科1年 豊川泰我さん
多古町のことは4月の田植え体験の際に初めて知りました。化学肥料に頼らない農業を行っている農家さんがいることを知り、消費者の安全を第一に考えている町だという印象を持っています。
稲作は機械で行うイメージが強かったので、今回田植えから稲刈りまでを手作業で行った経験はとても新鮮でした。
僕の夢は管理栄養士になることです。僕は父と兄を病気で亡くしています。闘病生活などで大変な思いをしている方々を食事で支え、笑顔を届けてあげたいと考えています。
多古町で経験したことを生かして夢に向かって頑張っていきたいと思います。

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