町長 平林昇
明けましておめでとうございます。
町民の皆さまにおかれましては、輝かしい新春を健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。
はじめに、昨年の台風13号の接近に伴う豪雨災害により被災された皆さまには心よりお見舞い申し上げます。
今回の被害を受け、町としてできる限りの復旧支援、災害対策を早期に実施することで、皆さまが安心して暮らせるよう努めてまいります。
さて、昨年は、メキシコ合衆国クエルナバカ市との姉妹都市提携45周年の節目の年であり、提携して以来45年間の歴史の中で、初めてクエルナバカ市長様にお越しいただき、交流をより一層深めることができました。また、来たる50周年に向け、お互いの交流が更に発展し、クエルナバカ市との親密な関係を築けるよう努めてまいります。
さらに、コロナ禍を経て5年ぶりの開催となった第49回大多喜お城まつりは前夜祭、本祭ともに多くの方にご来場いただき、明るい兆しが見えたお祭りとなりました。
今年は、大多喜町合併70周年を迎えます。これまで大多喜町を創り上げてきた先人に感謝し、新たな時代の幕開けとなる本年が本町にとって更なる飛躍・発展に向けた契機の年となるよう、大多喜町第3次総合計画後期基本計画に掲げた施策を着実に展開してまいります。
今年の新たな事業としましては、多目的庁舎の建設事業が始まり、令和8年の完成に向け進めてまいります。この多目的庁舎は、安全で安心な庁舎を目指し、防災拠点に相応しい機能の充実を図ることとしております。また、建物の特徴としましては、長い歴史がある大多喜町らしい景観の庁舎となることを目指しております。
次に農業振興につきましては、昨年の台風13号により生産基盤に甚大な被害を受けたことから、復旧に重点を置き支援を進めつつ、遊休農地を活用した有害獣の被害を受けにくい作物の普及に取り組んでまいります。
経済対策につきましては、地域経済活性化及び物価高騰対策としまして、電子地域通貨を活用したプレミアムポイントの付与を好評につき引き続き実施してまいります。
次に高齢者支援につきましては、高齢者福祉計画及び第9期介護保険事業計画が実施されます。高齢者が自分らしく生きがいを持って住み慣れた地域の中で安心して住み続けられるよう事業を進めてまいります。
また、子育て支援につきましては、昨年から高校生医療無償化の現物給付化が開始されました。子育て家庭の経済的負担を軽減するため引き続き実施してまいります。
子どもたちの教育環境につきましては、大多喜小学校のグラウンド整備や駐車場整備などを推進し、児童の教育活動及び学校施設の充実を引き続き図ってまいります。
デジタル化の推進につきましては、昨年3月からマイナンバーカードを使用し、専用機器が設置された全国のコンビニエンスストア等で住民票の写し、印鑑登録証明書、所得・税額等証明書が取得できるコンビニ交付サービスを開始し、行政手続きの簡素化を図ることができました。
今後もさらに、町民の皆さまが利便性の向上を実感できるサービス提供に努めてまいります。
結びに、町民の皆さまのご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げ、私の年頭挨拶といたします。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>