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第4回大多喜町動画コンテスト 受賞者インタビュー(1)

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千葉県大多喜町

■最優秀賞「Living with trees木と共に生きる」
Kenkentravelさん…神奈川県
【URL】https://youtu.be/uO1DNe-LhkM

最優秀賞をいただき大変光栄です。今回は、前作「わたしの大好きなまち、大多喜町」(第3回優秀賞)の作風と異なり、人、職人と技術、地域にフォーカスを当て、地域に密着した動画を作ろうと挑みました。伝えたいことが伝えられる作品になり、僕としても嬉しく思っています。

最初は、炭焼きをしている関田さんに会いに行ったのですが、ちょうど大多喜町の美しい紅葉の季節とも重なり、撮影をしていくうちに、今回のテーマはむしろ「木」だと感じました。

一度目の滞在では、木を切るところから窯に入れるところ、粟又の滝と筒森の紅葉などのシーンを撮影しました。窯に火のあるタイミングで再訪するつもりが、予定が合わず残念に思っていると、関田さんが「火を消しても、何日かは煙が出ているよ」と教えてくれました。それなら「煙」を撮ろうと再び窯を訪れました。こちらの都合で滞在時間はわずか1時間ほどでしたが、煙と関田さんが窯を見ている姿を撮影することができました。結果的にこの煙のシーンが入ったことで、それぞれの映像がつながり、ひとつの作品として完成させることができました。

今回の制作を通じて発見したことは、大多喜町は自然が豊かだということ。また、自然と共に生きる人々がいること。重労働ゆえに、山の仕事や炭焼きは時代の主流ではないと考えながら、それでもなお、この暮らしを愛し遺そうとする姿こそ、僕が最も迫りたいところでした。
「死ぬまでは働きたいよね。でもそれ、無理だからさぁ。まあ体力が、そこまでたぶんもたないよね。ましてやこういう、山をかねての仕事だから。」(動画57秒から)
関田さんの言葉です。1日でもながく、炭焼きを続けていただきたいと思います。

今後はさらに人、職人と技術、地域にフォーカスを当てた作品制作に励み、地方創生に関わっていきます。日本を巡っていて痛感するのは、埋もれてしまい、誰にも受け継がれず、遂には消えてしまう匠の技や職人の姿がとても多いということ。それは大変惜しいことで、僕は職人とその技術にスポットを当て、伝えられることを伝えたいです。大多喜町に眠っているものがあれば、ぜひ掘り起こしてみたいので、皆さまからも教えていただきたいです。

インタビュー全文は、ホームページで公開中です。
【URL】https://www.town.otaki.chiba.jp/index.cfm/9,24256,93,html

■優秀賞「景勝、粟又の滝」
安永頼矢さん…千葉県
【URL】https://youtu.be/LOhvi5WP_sE

優秀賞をいただき大変光栄です。僕は大多喜町の隣、市原市の大学4年生です。1年ほど前からCG制作を手掛けるようになり、地方創生や学生限定のコンテストなど合わせて5、6回挑戦してきました。受賞は今回が初めてで、とても嬉しく思っています。

僕の通う東京情報大学は情報系(プログラミング、サーバー、システムが専門)で、動画やCGは学べないため、すべて独学です。CGは海外のYouTubeなどを観て学び、動画は学内の部活(LVT学生映像技術研究所)に所属して学びました。

大多喜町のコンテストを知ったのは昨年11月頃です。第3回コンテストで、ベルカントアニメ部さんが、アニメ作品で最優秀賞を受賞されていました。僕にとって、これは大きな意味がありました。「僕は、CGでやってみよう」という後押しになりました。

今回の作品では、渓谷の地形、川の流れ、森や木を一からCGで表現しました。一番苦労したのは、描いていたビジョンと違うものが作られたときです。例えば、滝、川が思い描いていた方向に流れなかったときには、イメージと一致するまで何回も作り直しました。登場人物の女性は、「モーショントラッキング」というCG技術で生成していますが、女性の表情や体の動きの「もと」は僕自身です。自撮りしたものをアニメーションに落とし込んでいます。自分で動いてみては撮影を止め、イメージと違うなら、また動いて撮影といった地道な作業を繰り返しています。最後の山並みのシーンは「プラグイン」という技術を使っています。Google Mapと座標で連携させて生成しています。作品が完成するまで35時間くらいかかりました。

将来の夢は、『ゴジラ-1.0/C』を手がけた山崎貴さんのように、脚本もCGも自身で手掛ける映画監督になりたいです。一歩一歩近づけるよう、4月からは、CGを極めるために専門のスクール(デジタルハリウッド大学東京本校)で学ぶところです。学校にはモーショントラッキングをはじめCG制作に関する最先端の機材がそろっています。1年間とことんCGに専念して、今まで以上の作品を作れるようになりたいです。

インタビュー全文は、ホームページで公開中です。
【URL】https://www.town.otaki.chiba.jp/index.cfm/9,24256,93,html

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